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2017/03/01

2月には、

 

 

もう何度か書いたベンヴェヌートブルネッロ、

今年度発表のブルネッロの試飲会ですね。

今年は2012年のブルネッロ、

2011年のリゼルヴァ、

2015年のロッソが味わえます。

ブルネッロはサンジョベーゼ100%で

醸造法も細かな規定があります。

今年は133軒のワイナリーが出ていましたが、

ここまで同じ条件の中、

畑の斜面や方角、霧の深さや日当り、

どこでどう差が出るか、

一軒ずつ味わえる興味深いイベントです。

試飲するほうも奨めるほうも

みんな真剣です。

ですが私たち、

 

 

入場していきなりブオンコンヴェントの馴染みの顔が。

途中、試食のコーナーを訪れると、

 

 

手で生ハムを切り続けるのは20年来の知り合いが。

緊張感が一気に緩み、リラックスして美味しく試飲出来ました。

がそれも終わり、

 

 

昨夜は謝肉祭の最終日。

これで家に散らばる紙吹雪ともおさらば!

あー、2月のイベントごとが終わった終わった〜。

気分がホッとした所で、

ジャガイモを暖炉の中でコトコトと茹でておいたかあちゃんの企みはこれ!

 

 

見た目普通のフォカッチャなんですが、

茹でたジャガイモを生地に練り込んだポテトフォカッチャです。

とっても美味しいので久しぶりに作ってみましょう!

 

粉600g (私は300g全粒粉です)

茹でたジャガイモ 300g

水 400g

塩 15g

オリーブオイル 80ml

お好きな酵母を少し

 

1、大きなボールに茹でて冷めたジャガイモを入れてマッシュする。

2、酵母、水、オリーブオイルを入れて混ぜたら粉を入れて捏ねる。

3、塩を足して捏ねる。

4、2倍ぐらいまで時間をかけて発酵させる。

5、一旦潰して、40×40の型にたっぷりとオリーブオイルを敷き、一面に伸ばし30分ほど休ませる。

6、オーブンを250度に温める。

7、生地の上に粗塩とローズマリー、またたっぷりとオリーブオイルをかける。

8、オーブン下段に入れ温度を220度にして10分。

9、200度にしてさらに15分。

 

オーブンによって焼き時間が変わるでしょうが、

ちょうど焼けた頃には周りのオイルがなくなって

美味しい匂いがしてきます。

ちなみに相変わらずパリパリのチャッチーナが好きな次女の為に

 

 

こちらも。

同じ生地なんですが、

二次発酵の時に粉を大量に敷き、

ものすごーーーーく薄く伸ばしています。

で、焼く温度も180度から150度に落としてゆっくりこげないように。。。

こちらの方がジャガイモの味と香りが引き立つかな?

と、今朝の5時半からルンルンで作ったのですが、

同7時すぎには半分以下になっていました。

厚い方はホワッホワで薄い方はカリッカリ。

これにチーズにブルネッロ、

めちゃくちゃ美味しいですよ。

 

 

 

 

2017/02/17

春ですね〜、、、

と言いたくなるような天気が続いている

南トスカーナのブオンコンヴェント。

眺めるだけで時間が、日々があっという間に過ぎていきます。

 

 

子供達は相変わらず

 

 

馬に夢中で、

ひとりぼっちのかあちゃん、

カメラ片手に何も持たず、

気ままに歩きに出ました。

 

 

えへへ、こんな景色を独り占め、いい気分。

周りには何もありません。

 

 

なんでしょう、

音もなく、誰もいない世界を楽しんでいると、

自分の陰を見るだけで楽しくなってきます。

 

 

あんまりにも綺麗なので、

草をかき分け池まで降ります。

 

でも、かき分けてはいけませんでした。

ビックリした野ウサギが!キジが!

バタバタとすごい勢い&迫力で逃げていきます。

一人ではありませんでしたね。

見えていなかっただけで、

自然の中でそれぞれ共存している所へ、

挨拶もなく入り込むかあちゃんは、

無断侵入者でした。

池の周りをぐるりとしてみたかったけど、

このままエゴを通して

ヘビやイノシシに怒られても怖いので、

ゼエゼエ言いながらまた登り、

なるべくトラクターの跡がある所を歩いて行くと、

 

 

いつの間にかどなたかの畑の真ん中に。

あらら、完全に不法侵入者な私。

が、まあ誰も咎めたりしないので

ここは本当に一人っきりで畑を突っ切りました。

広いですね、一人って余計に広く感じます。

 

 

やっと見慣れた道が見えて来た!

 

 

変な道を通ったから、誰だ?と見回りに来た馬達。

怪しいものではありませんーーー

 

 

ただいま〜

はー、

ちょっとひと周りしただけで、

地球の一片を歩いたかのような気分になれる私は、

かなり得な性格なんでしょうね。

かあちゃんが地球冒険している間に、

 

 

ずっと馬のお世話をしていた子供達。

田舎暮らしはドキドキワクワクが止まらない、

なんて話を興奮して喋る私に、

「あー、あの道?よく馬で通るよ」

と、軽く言われてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/09/08

薪火焙煎コーヒー

 

このコーヒーメーカーをご存知ですか?

シエナ県の小さな工場なのですが、

カッフェ ディ オルツォと呼ばれる麦コーヒーでは

結構有名なメーカーです。

案外うちから近くなんです。

と言う事で、コーヒー焙煎工場見学に行って来ました。

 

コーヒー焙煎工場見学

 

おじいさんの代から使っている、自慢の機械の横で、

ブラジル産、インド産、南アメリカ産のブレンドを秤で量っています。

前にとうちゃんが、

アレッツォで行った大きなコーヒー工場では、

完全防備で遠くからの見学だったそうですが、

今回はとってもイージーです。

 

緑のコーヒー

 

これがまだ緑の状態のコーヒー。

ただの豆ですね。

何故、わざわざコーヒー見学に来たかと言うと、

 

薪火焙煎コーヒー

 

こちら、薪の火で焙煎しているのです。

 

コーヒー焙煎工場

 

ガスや電気、コンピューターで温度管理じゃないんですよ。

ハンドルもレバーもすべてが手動。

朝早くから薪を入れ続け、釜全体が300度に達するまでです。

今は夏なので暑い〜

だけどこのレオナルドさん、楽しそう。

「俺、金持ちにはなれないけど、

自信もってやってるよ。

町工場と大企業の工場とは仕事は全然違う。

こうやって火でやると、温度管理はカンが頼り、

でも湿度を残して重くしたりなんかしないよ。

美味しくないもんね。」

なるほど、そんなからくりがあるのね、、、

 

焙煎具合

 

緑の豆から煎り上がる直前の色の変化と大きさの変化。

焙煎途中、小さなスコップで中から取り出して見せてくれます。

「パンみたいなもんだ。

科学的にはわからないけど、

パンの酵母が焼いている間に膨らむみたいに、

豆も薪の火だとゆっくりと膨らむんだ」

と、小麦の匂いがプーンとするかまどパンに対して、

工場生産のパンの違いと掛け合わせ、

コーヒーの違いを懇々と。

 

コーヒー焙煎

 

今だ!と一気に流れ出た豆は、

こうやってグルグルと風に当たって冷却されます。

みなさん、

香ばしいコーヒーの香り、想像出来ますか?

 

実はほとんど香りしないんです。

冷めて、ここから72時間置いて。

「本当は72時間置いてから挽いて、香りを出すんだけど、

今焙煎したのを飲んでみるかい?」

とそのまま淹れてくれました。

 

お味は???

 

なんと言えば良いのでしょうか、

初めてビオワインを飲んだ時のような、

初めてオーガニックラーメンを食べた時のような、、、

喉から戻るエグさやしつこい酸っぱさがなく、

あっさりと香ばしい。

一瞬物足りなさを感じたかと思えば、

後から鼻の奥に香りが残っている。

今まで飲んでいたのは何だったんだ???

 

「どうだ?」とレオナルドさん。

「俺は添加物も入れないし、

保存料やガスも、真空パックもしない。

開けたら冷蔵庫にしまって、早く飲むんだよ。

真空パックはよくない、

湿度を持った豆が一気に空気に触れてしまうからね。」

と。

あと、抽出時間が長いほど、

カフェインが増えるそうで、

エスプレッソを好むイタリア人が、

一日に何回もコーヒーを楽しむのも納得ですね。

少し前まで、

イタリア中でここともう1軒、

たったの2軒しか残っていなかった薪での焙煎工場、

今では若い人が見直して少しずつ増えて来ているそうです。

 

朝の8時からの見学、

終わればすっかりお昼の時間。

 

川の冷蔵庫

 

スイカを買ってきて、木からイチジクを採って川でひんやり。

 

たき火

 

もう少し火がおさまれば、

サルシッチャとパンを焼きます。

ここも薪火!

 

ターザン遊び

 

パクパクッとパニーノをほおばった子供達、

あとはターザン遊びに夢中です。

そして、

 

ヘーゼルナッツとサンシュユ

 

おやつにと採って来てくれたのが、

野生のヘーゼルナッツと西洋サンシュユという実。

この赤い実、

「美味しそう!」とパクッと口に入れた私、

酸っぱさにギューーっと顔がゆがみ、

それを見た子供達はゲラゲラ。

子供って、なんでこんなに酸っぱいものが食べれるんでしょうね。

もう少し黒みが帯びるまでかあちゃんは待ちますよ!

 

さあ楽しい一日が終わり、

帰ろうと車を開けた途端、

フワァァァっとコーヒーの香りが〜〜〜

お土産にと頂いた1パックのコーヒーからこんなに香りが!!

 

朝だからと飲むコーヒーではなく、

色んなストーリーを含んだ1杯のコーヒーは、

味、香りだけではない幸せを与えてくれますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/07/05

オルチャ渓谷

 

オルチャ渓谷と言えば必ず出て来るこの景色、

現在の色です。

6月20日まで寒くて湿気た夏の始まりでしたが、

21日からガラリと夏日、10日も夏日が続くと一気に乾きます。

 

ブオンコンヴェントのヒマワリ

 

6月10日に学校が終わり夏休みに入りました。

3ヶ月、何する?

「歩く!」と決めたお姉ちゃん、

毎朝家から、日々少しずつ開いて行くヒマワリを眺め、

 

ブオンコンヴェント

 

ヤギやヒツジの間を通り、ハエを払いながら丘を登りきると、

 

トスカーナで乗馬

 

乗馬に来る観光客の為のセッティングのお手伝いをし、

水を飲んでまた歩いて帰ると言う、

合計8キロほどのウォーキングコースを

かあちゃんも付き添ってやっていました。

最初は足にきましたが、慣れると一日がスッキリするもんだ!

と喜んでいたんですが、

夏って夜のイベントが長いんですよね。

朝は眠いし9時を過ぎると暑い!!

これはムリ〜、、、

と、コースを変えました。

 

ブオンコンヴェント

 

やっぱり森はきもちイイ!

 

ブオンコンヴェント

 

飛び石を渡ってさらに1kmほど歩くと

程よく汗ばみ身体も火照る頃、グッとまた崖を下ります。

そして、

 

ブオンコンヴェント

 

気持ちイイヨ〜〜〜〜

魂抜けそう。。。

 

冷たい川の中でゴロンと寝転がり、

頭の先からチョロチョロ水が流れ、

上を向いて、下を向いて、また上を向いて、、、

太陽に当たっても全然暑くない、

最高にリラックスですよ〜!

だーれも来ないので、我が家のプライベートリゾートです。

同じ川でも少し場所を移動すると、

 

ブオンコンヴェント

 

崖からジャーーンプ!!

ここは2m以上深さがあるので余裕です。

海もいいけど、川の水の後は肌もサラサラで本当に気持ちがいいです。

道中で、

 

野花 トスカーナ

 

色々な花を摘んで、匂いを嗅いで、

 

野花 トスカーナ

 

野花ノートを作るチビちゃん。

 

ネズの実

 

とうちゃんのラグーソースの為のジュニパーや、

 

スモモで梅干し

 

かあちゃんの梅干し作りの為のスモモも摘んでくれたりします。

梅干し、

いつもはスモモやプルーンで作っていたのですが、

今年始めてアプリコットで作ってみました。

一番奥の瓶がすでに干し上がったものですが、

美味しいのなんのって!

やっぱり皮の感じや果肉が梅と似ているんですね。

これはすぐになくなりそうなので、

追加で漬けているのが手前から2番目。

手前から1番目と3番目は野生のスモモです。

もうそろそろ梅酢があがっているので、

後はお手製の網戸籠を吊るして、

このカンカンの太陽に干すだけ。

あとのスモモ梅干しも楽しみ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/06/13

羊の毛刈り

 

モンタルチーノで羊飼いをしている友人から、

「羊の毛刈りでフェスタをするから朝からおいで!」

と誘われ行ってきました。

一匹がこちらを向くと、

 

羊の毛刈り

 

ダダダーーっと後を追ってみんなが移動するのですが、、、

毛刈りの機械の音や、普段いない助っ人の男達の声に

羊達はとても敏感になり、ちょっとの事で方向を変えてまた戻ってしまったり。

 

モンタルチーノ 羊

 

そうなると、無理にでも一匹を連れて来て、

後に続かせます。

なんだか毛刈りもそうですが、

 

羊の毛刈り

 

こんな連れて行き方を見ると、

「かわいそうだね」とポツリとつぶやくチビちゃん、

私も胸が詰まると言うか、圧倒される思いがありました。

「朝ご飯を用意したからこっちにおいでーー」

と呼ばれ、

 

モンタルチーノのチーズ

 

女性達がテキパキと、

自家製のチーズ各種、ハム各種、パーネカラサウと呼ばれる、

サルデニアのスナックのようなパン、自家製のワインに

山積みにされたビールをポンポンと抜いて行く。

ビールとパン以外は全部こちらで作られた、

全く贅沢な朝ご飯なんですが、

先ほどの胸に詰まった気持ちがどうも取り払われず暫く、、、

 

羊の毛刈りはトスカーナの羊飼いはやらないそうで、

これはサルデニアの伝統だそうです。

ここは、この地域で初めてサルデニアの方式でチーズを作り始めた家族です。

助っ人に来ている人達も、オリジナルがサルデニアの方達です。

毛刈りは1年に1回、みんなが順番に回って、

力を合わせて一気に行うのだそうです。

サルデニアの人達は、家族や友人の繋がりをとても大切にします。

一度信用した人は絶対に裏切らない、

なんて話をしながら、

 

モンタルチーノのチーズ

 

みんないい顔して本当に楽しそう。

 

私たち、日本人家族なんですが、

色んな縁がありここの家族に可愛がられ、

それを見た周りの人達は、初対面でも両手を広げて迎えてくれるのですね。

食事を終えると、

 

羊の毛刈り

 

バタバタと立ち上がり、またすぐに仕事に戻ります。

ジーーッと働く姿を見ていると、

 

羊の毛刈り

 

いつの間にかチビちゃん、

「触りにおいで、近くにおいで」

と手を引かれて行ってます。

 

羊の毛刈り

 

最初はただただ「荒っぽいな」と思っていたかあちゃんですが、

生き物相手です。

生半可に優しさを出しては、返って痛めつける事になるのかも、

と思い始めたのは、

羊を連れ出す、手足を縛る、刈る、

刈られた羊をすぐに紐解いて次の部屋へ送る、毛を始末する、

素晴らしい連携した仕事ぶりに、

やはり羊を知り尽くした人達の伝統なんだと

最後には感動を覚えました。

かなりの力仕事です、男の仕事です。

だれも怒ったり嫌がったり、羊を痛めつけたりはしません。

荒々しさの中にも愛情たっぷりです。

 

羊の毛刈り

 

仕事が一段落で、じゃん拳に似たゲームで盛り上がる間に、

 

モンタルチーノのチーズ

 

私はチーズ製造の見学。

こちらのチーズは表面の皮まで食べれます。

ロウなどつけず、熟成中に何度も何度も洗うので、

表面までチーズです。

地元チーズと歌って、輸入ミルクを使う所も沢山ありますが、

羊の飼料栽培からここで行う、

正真正銘の産物ですよ。

前はブオンコンヴェントの街中にお店があったのですが、

やっぱりここがいいと、

もうすぐ直接販売の施設がオープンします。

オープニングにはとうちゃんがお料理を用意しますよ。

感謝です。

 

モンタルチーノのヨーグルト

 

完全ビオのチーズはもちろん、

このトロリと口に広がる、

濃ゆ〜〜いヨーグルトを味わいに行く価値、絶対ありです。

フィオール ディ モンタルチーノ

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/05/30

前々から計画していた、

乗馬クラブからの遠足。

ちょうど3日前くらいから夏日になった南トスカーナ、

「海に行くのにバッチリだね!」

と、みんなウキウキでブオンコンヴェントを出発した昨日の朝。

行き先はピサ。

ピサの斜塔のピサなんですが、

正確には、ピサにある自然公園。

その大きさが、

カーニバルで有名なヴィアレッジョから

ピサを通り越してリヴォルノまで

海岸沿いをすべて覆う大きさの自然公園。

その中にある乗馬クラブを訪れました。

あまりの広さに写真に納まらず、

どんな所か興味のある方はこちらをどうぞ。

http://www.parcosanrossore.org/Eindex.php (英語)

 

馬を見に来たのですが、

あちこち自由にいるもんで、なかなかカメラもとどきません。

敷地内の林の間を歩いて歩いて、

 

マレンマ牛

 

やっとカメラに納まったのは、マレンマ牛の群れ。

トスカーナ州の海沿いをマレンマ地方といい、

そこのオリジナルの品種です。

 

マレンマ牛

 

角がなんとも美しい。

残念ながらこの遠足、

出発直後から大雨。

雨の中、人間は何をしているんだ?とでも言われているかのように

5m進んでは止まってを繰り返し、

ジッとこちらを見つめていました。

せっかくの遠足にピクニック、

こんな大雨で、、、なんですが、

ポジティブなイタリア人仲間と一緒なら、

何があっても楽しいんです。

 

馬車で海まで

 

さあ、今回の目的はこれ。

雨もあがって、ハンガリアン種に引かれる馬車に乗り込み海まで!

 

馬車で海まで

 

のんびり松林を1時間弱。

馬車の揺れとスピード、

リラックス効果抜群です。

ですが、子供達は何かを発見!

 

松林からイノシシ ピサ

 

松林からイノシシの親子が、

 

ウリボウ ピサ

 

なんだなんだと何処からともなく、沢山の小さな小さなウリボウが!

一生懸命走って来る姿が可愛くて可愛くて。。。

 

馬車で海まで ピサ

 

海〜!!

ここで一休憩。

 

ピサの海

 

ガイド無しでは絶対に入れない保護地区、

ゴロゴロ転がる岩が真っ白でウットリしている間に、

 

ピサの海

 

なんだこれ?

見覚えのあるサンダルが、、、

 

ピサの海

 

子供達、あっという間に走り去り、水着になって水遊び。

雨の後で結構寒かったんですが、

この天気に誰もいない砂浜、

興奮しない訳がないですよね?

「向こうに見えるのがピサの街で、、、」

なんて説明はどうでもいいです。

耳に入りません。

キャーキャー叫びながら波と戯れる姿、

かあちゃんもトレッキングシューズを脱ぎ捨てて、

「あ〜、きもちイイ〜〜〜」

最高でした!!

 

また馬車で戻るともう夜の7時を廻っていたので、

 

ピサ 地元食材

 

地元食材市で仕入れたもので

もう一度ピクニック。

大雨に苦笑いで始まった遠足、

最後には大笑いで、

晴れやかな楽しい一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/05/13

畑の野菜

 

近所の友達から届いた嬉しい産物。

レタス、チコリー、そら豆にアティチョーク、

それにローズマリーやミント、セージなど大袋一杯に、

この写真の3倍くらい頂きました。

すぐに温サラダ。

アーティチョークもそら豆も、

生のままサラダで和えて頂きます。

そして、細めのそら豆は、

いつものかあちゃんの手抜き料理!!

行きますよ。

 

お鍋に、洗ってそのままタップリ入れて、

上にタマネギのうす切りを少し、

トマトを切ったものやトマトソースを少し、

潰したニンニク、バジリコやミント、

お好きなハーブをお好きなだけ、

塩とオリーブオイルをたーっぷり。

キッチリ蓋をして強火、

グツグツと水分が出て来たら弱火で水分がなくなるまで。

ウミドやストゥッファートと呼ばれる調理法ですが、

簡単で、どんな野菜でも美味しくなるんですよ。

採れたてだと、野菜に水分も多く

すぐに柔らかくなって最高です。

と、簡単に手抜き料理を楽しむかあちゃんの傍らでとうちゃんは、

 

スペッツァティーノ

 

イノシシのスペッツァティーノを。

こちらは時間をかけて手が込んでいます。

だいたいイノシシなどは狩猟の後、大きく分けた塊なので、

肉の掃除から入ります。

掃除して一口大に整えた肉を焼いて水分を飛ばします。

刻んだ野菜を入れてまた炒め、

ハーブを入れてまだ炒める。

お肉にはローズマリーやセージがよく合います。

塩こしょうをして赤ワインを入れ、

そこからトマトソースを入れて煮込み始めます。

なんだか私が書くと重みがないですね〜。

簡単そうですが時間にして3時間は軽くいるかと思います。

なので出来上がりは、お肉が柔らかい!!

カリッと焼いた塩のきかないトスカーナのパンと食べてもいいし、

ポレンタと食べても美味しい。

うちの子供達はご飯と食べても最高だって喜んでいます。

 

そんなとうちゃんのサイト、

日本語バージョンを作りました。

とは言えプロではないかあちゃんの仕事ですので、

日本語バージョンは上に並ぶメニューから見て下さい。

下の英語の所をクリックすると英語に戻ります。。。

悪しからずご了承くださいませ。

で、覗いてみてくださいね。

プライベートシェフヒロ

http://privatechefmontalcino.com/ja/

トスカーナでお待ちしています〜

 

 

 

2016/04/26

日本ではまだ小学6年生になったばかりのお姉ちゃん、

こちらイタリアでは、すでに中学1年生が終わりかけています。

学校システムが少々日本と変わり、

小学校5年、

中学校3年、

高校5年。

中学校までの義務教育を終えると、

高校は普通校だけではなく、

卒業後すぐに仕事につける専門高校がいくつかあり、

一旦仕事についてから大学を30代で行きなおす人も多くいます。

 

まだ中学1年生なんですが、

2年後には自分の進路を決めていかなくてはいけません。

なので最近は、

「どんな仕事がしたい?どんな風になりたい?」

なんて話をよくします。

よくするんですが、、、

返ってくる返事は

「馬と一緒にいたいな〜、自然の中で過ごしたいな〜、

音楽もしたいし〜」

とぼんやり。

まあ、11歳に将来を決めろと言うのも酷な話なんですがね。

そんな矢先、知り合いからひょんなお話を頂きました。

うちの子供達が馬にせっせと通っている事もよくよく知っている人。

「もう任せられると思うから。

一回だけ説明をするから、あとは自分でやってくれ。

やった分の仕事料は支払うから真剣にね。」

と頼まれたのが、

 

自分の馬の筋肉を保つ為のトレーニング係。

 

普段は広々とした敷地を悠々過ごすこの馬ですが、

馬主さんからは、

「馬は野生のままでも気ままでもいけない。

確実に乗っている人の指示に従わなくてはいけないし、

顎をあげて走っては美しくない。

その為の筋肉をつけ保ちたい。」

と言われました。

 

馬のトレーニング

 

広い敷地から馬を呼び戻し、

鞍や綱をセッティング、最後に長い紐をつけると

1時間ほどずっと速めの速足で走らせ続けます。

 

馬のトレーニング

 

「私もやりたいー」とついて来るチビちゃん、何してる?

 

馬と花

 

花飾りに夢中でした。

こちらはまだ子供でいいです。

 

走れ!走れ!と合図を送るのですが、馬も賢い!

元々馬を「お友達」にしてしまうお姉ちゃん、

わざわざしんどい事したくな〜いって感じに嘗められてしまうんですね〜。

顔色を伺ったり足を緩めたり

最初は様子をみる馬に、

小さくても主従関係を必死に見せつける娘。

これはお姉ちゃんの為にもよい訓練になるなぁなんて思うかあちゃんを見向きもせずに、

1時間の真剣勝負。

お互い汗だく、終わった後は馬の筋肉は盛り上がり、

ついでにお姉ちゃんの肩もパンパンに張っていますが、

爽やかに、喜びに包まれる姿はかあちゃんも嬉しい!

このまま馬に繋がる仕事が見つかるといいのになぁと思います。

 

さて、昨日はこのお仕事中かあちゃん友達から

「カルチョーフィ食べに行こう!」と電話が入り

行ってきましたカルチョーフィ(アーティチョーク)祭り。

 

アーティチョーク祭り、キウズーレ

 

ブオンコンヴェントから10キロほどのキウズーレというシエナ県の小さな村、

普段は誰もいないくらいなんですが、

このお祭りは連日、人が溢れ返ります。

席とり、注文、友達との位置確認で慌ててしまって、

肝心のカルチョーフィフリッティの写真撮り忘れ。。。

 

カルチョーフィフリッティ

 

こちらは数年前の写真ですが、

このお祭り、次から次へと揚げられるカルチョーフィ(アーティチョーク)を熱々のまま、

コップワインと一緒に頂くのですよ!

 

キウズーレ

 

街からの眺めも最高!!

来週末はブオンコンヴェントで

エロイカという自転車レース、

5月の末にはミッレミリア、

イベント目白押しの南トスカーナですよ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/04/04

パンチェッタ

 

さて、なんでしょう?

ワインの箱ではありませんよ。

 

パンチェッタ

 

少し角度を変えるとわかりやすいですね。

とうちゃん、パンチェッタを作っています。

 

パンチェッタとは、

お腹のバラ肉の事ですが、

お肉屋さんで「パンチェッタちょうだい」と言うと、

だいたいこの塩漬けにしたものを出され、

生のものが欲しいときは、

「パンチェッタ ドルチェをちょうだい」と言ったりします。

パンチェッタは、どれだけ自然派のお店であっても、

肉加工品として販売するには、

法律上、色々な食品添加物が入っています。

まあ、それが入っていないと

生肉なのでバクテリアや腐敗の危険性もありますからね。

我が家は自己管理、自己責任で、

個人使用の為だけに作っています。

 

パンチェッタ

 

塩漬けが終わった所。

 

パンチェッタ

 

オリジナルのハーブ塩を刷り込んで、

後は先ほどの写真のように干していきます。

自然豚から作られるものは、

脂が甘くてトロリとして、

臭みもなく、ハーブの香りと合わさって本当に美味しい!

 

肉の加工の横でかあちゃんが仕込むのは、

 

レモンの塩漬け

 

 

こちらも冬のフルーツの代表のレモン。

Limone in Salamoia (リモーネ イン サラモイア)、

レモンの塩漬けです。

作り方は単純、

洗ったレモンをぶつ切りにし、

レモン、

オリガノ、タイム、ミントなどのハーブ、

ペペロンチーノ、

塩、

を順番に層にして瓶に詰めて行くだけです。

塩の量はレモンの重量の約半分。

上から多めの塩を被せて、冷暗所に寝かせておくと、

しばらくして水が上がって来て、

そのまま数ヶ月経つと

レモンが皮ごとドロドロになります。

私はそれをバーミックスで潰してしまい、

小瓶に分けておいておきます。

これがね、

一年中、最高に爽やかなレモンの香りを楽しめるんですよ!

肉や魚にあわせてもいいし、

パスタやスープに入れても最高!

ちょっと香りが欲しい時に、

皮を擦ったりするじゃないですか?

でもその香り、消えるでしょう?

これは消えないんですよ!!

是非ともお試しください。

 

桜

 

さあ、本格的に春です。

日中はポカポカです。

久しぶりにモンタルチーノの友達のところへ遊びに行くと、

桜の花が散りかけていました。

これがもうすぐサクランボになるかと思うと、、、

春は視覚も味覚もワクワクが止まらないです。

 

 

 

 

 

2016/01/18

 

編み物

 

出来ましたよ!

チビちゃんのネックウォーマー。

ずっと暖冬だったトスカーナですが、

今週からはグッと冷え込むそうなので

ギリギリ間に合いました。

最初は目が減ったり増えたりキツ過ぎたりと

ガタガタでしたが、

最後のとじ目まで自分で作ったものは

愛着が半端ないんでしょうね〜。

あれだけマフラーや帽子を嫌がっていたのに、

これは毎日デレデレとつけています。

 

さて、新年のご挨拶もせずままに

日々あっという間に過ぎてしまってすみません。

今年もどうか、田舎話にお付き合いを宜しく御願い致します!

さあ田舎のお楽しみ。

 

ブオンコンヴェント

 

今年も歩きますよーー。

今は狩猟の季節で、あまり森へは入れないので

近場をブラブラ。

それでも、

 

ブオンコンヴェント

 

楽しいんですよ。

溝に張った氷がどれくらい分厚いかとか、

 

ボンコンヴェント

 

落ちたら氷泥水だよ、、、

なんて所をジャーンプしてみたり。

 

芥子菜

 

暖冬だったので春と間違えて芥子菜が沢山!

 

ブオンコンヴェント

 

ちょうどお腹が減った頃に丘の上の壊れた教会でお昼ご飯。

持って来た双眼鏡でグルリと見渡し、

「アミアータに雪ないね〜」と。

少し尖って見えるのが、アミアータ山で、

ここから1時間くらいで行けるスキー場ですが、

今年は雪がまだありません。

それにしてもいい気持ち。

ゴロンとすれば

「地球が丸いってよくわかるね〜」とお姉ちゃん。

やっぱりあんた、観るとこでっかいね。

 

ここまでで4、5kmほど歩いているので、

結構疲れていますが、

行きに立てておいた氷がどれくらい溶けているか確認しなくてはいけません。

 

ブオンコンヴェント

 

棒で氷をつつくだけが、なんでこんなに楽しいんでしょうかね?

どこまでも入っていくもんだから、

 

どろんこ

 

手も足もどろんこ。。。

この後座り込み、木の枝で靴に絡まった泥を落とす事にハマる子供達。

「もう帰るよ!そろそろ戻らないと!!」

ととうちゃん。

 

天然酵母パン

 

お客さんから「天然酵母パンが食べたい」と言われ、

リンゴで起こした酵母パンがちょうどよく膨らんでいました。

ほんのり香るリンゴ酵母、

美味しくって、1本は私たちが一気に食べてしまいました!

 

野草

 

やっぱり摘まずにはいられなかったかあちゃんは、

 

パスタ

 

芥子菜、フダンソウ、野生のミントなど草類をパスタと一緒に茹でて、

フライパンには小さく切ったジャガイモをカリッと炒めておいて、

最後に卵とチーズをおろしたものを一気に全部混ぜるだけのパスタ。

それぞれの味がとっても美味しいですよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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