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2015/04/23

キャバ、風俗などで働いていると、時々意地悪なお客様に遭遇することがあります。

たとえばありえない無理難題を言ってくるお客様。あるいは容姿をバカにするお客様。暴言を吐くお客様、当たり前のように「お前ブスだもんな」などと言ってくる方……本当にたくさんいらっしゃいます。
もう、「様」をつける必要はないと思える方はアリのように沢山いるのです。

が、そこでキレていたら当然仕事になりません。
内心では軽くブチ切れているんですが、それを表に出したら接客業としては失格です。ですので、長く勤めている間に表情筋を笑顔の形に固定しつつ、「またまた〜」などと軽くスルーする技術を身に着けていくのです。
もちろん、内心は腹立たしいのですが、ものは考えようで、そのように言ってくる方は本当に弱い方なのだと思えば虫も収まるようになってきます。

人は、弱いものに向かって威張ります。
というか、正しくは自分が「弱い」と主観的に判断することで威張ることができます。相対的に、自分を強い立場にあげることが出来るからです。

けれど、皆様もご存知の通り、本当に強い方はむやみに威張りません。
相対的に持ち上げられるまでもなく、地位や収入などによって確固たる基盤をお持ちだからです。
むしろ、そのような方ほど私たちのような立場にも非常に細やかな気遣いをしてくださる場合が多く、「こういう人だから成功しているんだろうなあ」と思わずにはいられない。

だから、私たちに暴言を吐いたりむやみに威張る方は、本当は社会で成功できていない方なのです。
誰からも一目置いてもらえないから、相対でしか自分を誇れないのです。そして、そうすることでしか、自分の価値を確認できない方なのです。
気の毒なことだと思います。

ここまで読んで、お前ごときに何が分かる、とおっしゃる方もいるでしょう。
確かに、そうおっしゃる方々の鬱屈すべてが理解できるわけではありません。
そして、理解する必要もないと思います。

私たちに必要なのは接客業として最低限の、そのような言葉や態度をやり過ごす能力です。
わたしたちがそれを真に受けて傷つく必要はみじんもないし、まして自問自答する必要はありません。もちろん、こちらに落ち度がある場合は反省も必要ですが、そうでない場合に過剰なほど自己防衛して反撃したり、逆に過剰なほど落ち込む必要もないのです。

働く女性たちのすべてに、わたしはエールを送ります。
がんばれ、女の子。

2015/04/23 06:00 | 女の子の話 | No Comments

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