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2015/06/18

先日、日テレの女子アナ内定取り消し問題の話題を話していた際に同席していた男性から聞かれた質問です。
「なんで女の子はクラブで働きたいと思うの?」

というわけで、本日はそのご質問に回答しようと思います。

水商売、とりわけクラブなど高級店で働く女性の動機は、一般の会社に勤める方同様に様々です。スカウトされたから、という理由もあれば時間的に夜しか働けないという事情のある方もいるでしょうし、単純に興味があったから、という女性もいるでしょう。

 

わたしの友人で、銀座のクラブで現役で売掛をしている子がいるのですが、彼女もまた四大卒。
有名どころの大学に在籍している間からそのお店で働いており、30歳になったら独立したいとのことです。
その彼女が昔、同じような質問に答えていた言葉がとても印象的でした。

「普通のバイトより高い報酬も魅力だけど、一番は社会的ステイタスの高い層と交流できるところがいい。知らない場所にもエスコートしてもらって連れて行ってもらえるし、いろんなことを教えてもらえる。」

これは確かにあるだろうなあ、とわたしも納得してしまいました。

 

クラブの売掛けともなれば、キャバ以上に出勤が厳しく、知性や礼儀作法も求められます。
もちろん容姿にもシビア。一般的に身長は最低でも160㎝と言われていますし、やはり一般的に「かわいい」より「きれい」な女性が働く職場です。

だからこそ、キャバ以上に自らの商品価値を高めるべく、美容、知識の向上に余念がない女性も多々存在する、それがクラブ。もちろんそこには相応の出費も伴いますし、キャバなどに比べると時間的拘束も大きいのですが、だからこそ得られる「体験」は沢山あるのです。

20歳そこそこの女の子が社会的ステイタスの高い層と知り合う機会は、意外とありません。
だからこそ、それは大きな価値になります。
たとえばフレンチの名店に行くことでマナーを覚える。接待ゴルフや乗馬など小娘の分際ではなかなか手を出しにくい趣味への挑戦。新しいものの見方、それに伴う会話術。パーティのドレスコード、TPOにあった服の着こなし。

なんだかマイ・フェア・レディのような話ですが、こういうことは結構聴く話です。
前述の友人も最初はエルメスのお店に入るときに手汗をかくほど緊張したそうですが、今は平然と入れるそうです。別に買う、買わないは別として、気後れはしなくなったそうなんです。
これはわたしにも経験があるので、体感的に納得感を感じたエピソードでした。

2015/06/04

最近急に暑くなってきたこともあり、衣替えをされたかたも多いかと思います。
昨日銀行に行ったら行員さんの制服が夏仕様になっていたり、街にはクールビスが定着しているのか半袖ワイシャツの男性も増えてきました。

が、わたしは長らく夏が嫌いでした。
暑いし、薄着になってコンプレックスの一つである体型を隠す衣類が少なく、薄くなってくるからです。

スナックは比較的ドレスコードが緩く、女の子はスカートだったらいいとか、おおらかなところだとジーンズでもいい、というお店もありますが、いわゆる水商売は基本的に薄着が制服のようなものです。
ロングドレスでも胸元は程度の差こそあれ開いていますし、多くの場合袖はない。ということで布の面積自体が少ないので、隠したいところも隠しようがない。

わたしは背が低い・くびれのすくない幼児体型で、キャバ勤めでドレスを着ることが最初は本当に嫌で嫌で仕方ありませんでした。背が低いから高いヒールの靴を履かないとドレスのバランスが崩れてますます小さく見えるし、似合わない……本当に嫌でした。

でも、着ている間にお客様からいろいろアドバイスも受けまして、自分のコンプレックスである体型でも似合うドレスの形がだんだん分かるようになってきました。

たとえばわたしはバストが小さいので、胸元にボリュームのある飾りがあるほうがバランスよく見えるとか、逆に下半身はストンとしたカッコいい感じのデザインを選んで潔く脚を出すとか。
いまだに体型に関しては全身整形を受けたいと思うほど悩んでしまうときもあり、ダイエットなどもしなければならないという強迫観念に駆られたりもするのですが、痩せるにしても限度があります。あまりにガリガリだと女性らしさも消えますし。

というわけで、わたしは服装のほうをなんとかすることで自分の嫌いな自分の身体の部位をカモフラージュする方向に走りました。そしてお客様にも、それはフリーのお客様から指名を頂く回数が増えたことでちゃんと効果が出たんだなと思うようになりました。

でも、よく考えるとナンバーの先輩方もみんな凄くスタイルがいいわけじゃなかった。
だけど、自分のコンプレックス(だろう部分)をちゃんと魅力的に見せる能力にたけていた。

当時は自慢としか思えなかった「胸が大きくて服が似合わない」発言をしていた方がバストを強調する、でもシンプルな形のドレスを選んでいたり、「お尻が大きくて嫌」と言っていた方が丸みのあるやさしいラインのドレスだけどしっかりくびれを強調するドレスを選んだり。
そういう方々はコンプレックスだから隠す、の一歩先、つまりコンプレックスを魅力に変えるための服選びをしていました。
それは、嫌だってただ言っているわたしより数段かっこよく、センスのある行為に思えます。
実際、そういう考え方は自分に自信をくれるものですし、先輩方は凄く魅力的でした。
だからこそ僻みもあって、「先輩は胸も大きいし」「くびれてるし」とか思っていたわけですが、ひがんでいても自分の体型は一向に変わりません。
だったら、そんな意味のないことをしている間に努力したほうがよっぽど賢いとようやく分かってきたんです。

ひるがえって、今年の夏。
わたしもコンプレックスをまず知って、それを魅力に変える方法をなんとか探したいと思います。自信を持って水着を着られるように、まずはそこから(と言い聞かせてます)!

 

2015/05/21

こんばんは。
いわゆる昼職に代わってもう1年半、そろそろ女子力の低下が如実に感じられる今日この頃です。

ところで、女子力とは何でしょう?
わたしや、キャバや風俗などで働いている女の子のなかのうすぼんやりした定義では、「指名を取り続けることが出来る外見と内面を維持すること」になると思います。

外見的な女子力といえる部分だとヘアケア、肌ケアにはじまる美容全般。
いかにして清潔感のある外見を維持していけるか、というのは男性から常に外見を査定される仕事では必須の努力項目です。ダイエットは当然の義務だとみんながなんとなく認識しているところもありますし、男性受けのいい服を買ったり、睫毛も自然に見えるように付けまつげではなくエクステを装着したり、過剰なデザインのネイルはしないように心がけたり。

特定の恋人がいる女の子と違うのは、彼氏に一人に「かわいいね」と言ってもらうためではなく、不特定多数に肯定的な評価を得るために努力するところです。全方向的な清潔感の獲得とその成果を形にすることが、キャバ&風俗的な外見的女子力と言えるでしょう。

内面的な部分でいうと、こちらは連絡のマメさから始まって、会話の引き出しを増やすために情報収集したり、お客様それぞれにあった接遇を出来るようにお店をリサーチしたり、と様々です。
正直、これが本当に難しい。
基本は、お客様を立てる、に尽きるのですが、立て方の好みは人それぞれですし、立てると一口に言ってもとっさには出来ないものです。

特にわたしは脊髄反射で話をしてしまうほうなので、お客様の前では脳内で「わたしはトロい子!おっとりしている子!」などと必死に言い聞かせ、常にワンテンポ、あるいは半テンポくらい通常時から遅れるように話したり。そこまでしてやっと通常の女性の会話のテンポになるのも切ないですが、おかげで失言の割合は減ったのではないかと思いたい。

この辺の努力は人それぞれですが、やはり引き出しの多い女性のほうがお客様の話題についていきやすいのではないかと思う女性も多いらしく、出勤前に携帯でニュースを見たりしている同僚は沢山いました。

で、昼職になって女性誌を眺めていると、女子力という言葉で語られるものは「女性目線で女性らしい行為、能力」に与えられる言葉のような気がするのです。
それはそれで悪くないと思います。
実際、女子力を磨いている感ってテンション上がりますし、ちゃんと評価してくれるのも女友達だったりしますし。

でも、目的が恋人探しだったりする子までこちらの女子力を磨きまくっているのを見ると、もはや男性には手が届かない女性になっているような気もしなくはありません。手の込んだ料理はおいしいけど毎日作り続けるのは大変だろうし、プリザーブドフラワー作りは楽しそうだけど男性はたぶんその楽しさを分かち合えない。

もちろん、その行為自体が楽しければなんら問題はありません。
なんのために自分が女子力を磨くのか。その答えは、見つけておいたほうがいいと思います。
とりあえずわたしは去年の夏に買ったスリムジーンズが履けるように頑張ります!

2015/05/14

先日、久しぶりに風俗嬢時代の友人Tちゃんと会いました。
彼女は私と同じようにキャバで働いたあと、風俗に転身した女の子です。経験や業種も近かったので、現役時代から色々と相談したり、情報交換などをしていた仲。
そのTちゃんが、ついに先月で風俗の仕事を辞めることになりました。
辞める理由はいろいろあったわけですが、一番の理由として彼女があげたのは、「もう私はあの店で看板を張れない」というものでした。

看板、というのはそのお店のエースです。
顔出しが可能な場合は文字通り看板や雑誌、広告などあらゆる場面で名前と顔が露出し、お客様においては「○○ちゃんがいるお店」として認知される存在。当然、フリーのご新規のお客様の指名を頂きやすくなり、そのお店を代表する稼ぎ頭ということになります。
多くはナンバー嬢がそれに該当しますが、看板ともなれば頻繁にお店を移動するような子には任せられません。
したがって、お店での勤務態度や在籍年数、黒服さんとの関係性で決定されるのです。

Tちゃんの場合も、ナンバー上位ではありましたが一位をとったことはなく、看板だったのは5年というお店への在籍実績とまじめな勤務態度が評価されてのものだと本人は言っていました。(ちなみに風俗店への在籍は短い子で1〜3日、平均で半年程度だそう。いかにTちゃんがまじめに長く働いていたか分かります。。。)

引退を決めたのは、目標にしていた金額が溜まり、交際している相手と結婚がきまったというおめでたい理由もあるそうですが、Tちゃん曰く、それも「看板が張れない」という焦りからだったとか。
お店の顔ともなればもちろんお客様に恵まれ、週に複数回の定期的な出勤を求められます。1日でお相手する人数は現在8〜10人とのこと。20代の後半であれば、体力的にもしんどいところです。
そのうえ、お店には日々自分より圧倒的に若い女の子がどんどん入店してきます。
定着する子は少ないとはいえ、そういう女の子に指名を奪われることもあるだろう。新規のお客様より指名の気心の知れたお客様とだけすごすことも焦る、とTちゃんは言いました。

一般的には指名だけで予約が埋まるのは理想的なのですが、その状態でも不安になる…。
売れっ子は売れっ子なりの苦悩があるんだな、と聞いていてなんだか少しだけ共感してしまいました。
わたしは売れっ子というほど売れてもいませんでしたが、その時は新規ばかりで予約で埋まらないことを悩んでいた。ところが予約で埋まっても、今度は別な苦悩がある。

看板であるプレッシャーもあったと思いますが、まずはTちゃんの新しい出発を祝してささやかにお祝いしました。
恋人と一緒に始めるお店はバーだとか。オープンが今から楽しみです♪

2015/04/23

キャバ、風俗などで働いていると、時々意地悪なお客様に遭遇することがあります。

たとえばありえない無理難題を言ってくるお客様。あるいは容姿をバカにするお客様。暴言を吐くお客様、当たり前のように「お前ブスだもんな」などと言ってくる方……本当にたくさんいらっしゃいます。
もう、「様」をつける必要はないと思える方はアリのように沢山いるのです。

が、そこでキレていたら当然仕事になりません。
内心では軽くブチ切れているんですが、それを表に出したら接客業としては失格です。ですので、長く勤めている間に表情筋を笑顔の形に固定しつつ、「またまた〜」などと軽くスルーする技術を身に着けていくのです。
もちろん、内心は腹立たしいのですが、ものは考えようで、そのように言ってくる方は本当に弱い方なのだと思えば虫も収まるようになってきます。

人は、弱いものに向かって威張ります。
というか、正しくは自分が「弱い」と主観的に判断することで威張ることができます。相対的に、自分を強い立場にあげることが出来るからです。

けれど、皆様もご存知の通り、本当に強い方はむやみに威張りません。
相対的に持ち上げられるまでもなく、地位や収入などによって確固たる基盤をお持ちだからです。
むしろ、そのような方ほど私たちのような立場にも非常に細やかな気遣いをしてくださる場合が多く、「こういう人だから成功しているんだろうなあ」と思わずにはいられない。

だから、私たちに暴言を吐いたりむやみに威張る方は、本当は社会で成功できていない方なのです。
誰からも一目置いてもらえないから、相対でしか自分を誇れないのです。そして、そうすることでしか、自分の価値を確認できない方なのです。
気の毒なことだと思います。

ここまで読んで、お前ごときに何が分かる、とおっしゃる方もいるでしょう。
確かに、そうおっしゃる方々の鬱屈すべてが理解できるわけではありません。
そして、理解する必要もないと思います。

私たちに必要なのは接客業として最低限の、そのような言葉や態度をやり過ごす能力です。
わたしたちがそれを真に受けて傷つく必要はみじんもないし、まして自問自答する必要はありません。もちろん、こちらに落ち度がある場合は反省も必要ですが、そうでない場合に過剰なほど自己防衛して反撃したり、逆に過剰なほど落ち込む必要もないのです。

働く女性たちのすべてに、わたしはエールを送ります。
がんばれ、女の子。

2015/03/26

突然ですが、みなさんは「人妻らしい」という言葉からどんな女性を連想しますか?
しっとりしていてたおやか…という大和撫子系を想像する方もいれば、肝っ玉かあちゃん的な想像をする方もいるでしょうし、あるいは単に落ち着いているが綺麗な人、という方もいるでしょう。

これ、実は元キャバ嬢の友人+風俗店黒服男性と話していて盛り上がった話題です。
人妻らしい、という言葉でイメージされる女優さんをそれぞれ挙げていったのですが、見事に全員バラバラ(^^;)
しかし、じゃあなんでその人を選んだの?と聞かれると、みんな「なんとなくそれっぽい…かな?」と急に自信がなくなってしまったんです。

人妻、というのは単に属性を表す言葉です。会社員だとか高校生だとか、そういうのと同じくくりの言葉です。
でも、どこか「人妻」にはほんのりとした色気のあるイメージが付与されている。
「会社員」という言葉に“かっちり、まじめ、勤勉”というイメージが付与されるように、「高校生」という言葉に“フレッシュ、明るい、活発”というイメージが付与されるように人妻にだってその属性から想起される印象はあるのです。

が、実際のところあらゆる会社員が勤勉ではあり得ないように、人妻だってみんながみんな色気があるわけじゃありません。既に売約済みであるという事実はあるにしろ、それを持って全員がセクシーキャラになるわけでもないですし。

だから多分にこれはイメージの問題なのだと思うのです。

○○らしい、というのは物凄くボヤっとした表現です。
人によってイメージするところも違いますし、さらに言えば、理想の○○というイメージも結構異なるもの。

であれば、自分の理想とする○○を見つけ、その具体例をまねする、トレースすることで○○らしさは身につくのかもしれません。
たとえば理想の人妻らしいと自分が思う特徴を備えた女優さんをイメージするだけでも、きっと違う。
イメージを固めれば、模範が出来ます。それはボヤっとそれらしいイメージをもてあそぶより具体的で分かりやすいことなのです。

理想の嫁、理想のOL、理想の彼女、理想の上司、理想の部下。
目指すところは人によっても違ってくるとは思いますが、理想を明確化して意識するだけでも結構違うんじゃないかなと思います。

ちなみに、前述の会話のメンバー女子によると理想の○○はまだ初心者向けだそう。
中級者は自分の意中の相手の理想を追求するのだそうです。
さらに上級者になると、相手ごとに自分の演出方法を変えていけるとのこと。

流石に難易度が高いのでわたしもおススメできませんが、まずは理想の自分に近づくことを目指してイメージを固めていきたいと思います!

2015/02/12

最近、キャバ時代の同僚が結婚しまして、披露宴の二次会に参加させていただきました。
現在は夢をかなえ、エステティシャンとしてお店のオーナーにもなっている彼女。
その後、二人きりで話すチャンスもあったのですが、思い出話はほぼスパイかっていうくらいの隠語のオンパレードでした(笑)

ところでその二次会の席で彼女がこんなことを言っていました。
「ずっとサービス業で働いてきた。いろんなサービスの形があるけど、『自分がされてうれしいサービス』ではなくお客様が『心地よく受け入れられるサービス』を提供することを目指してきた」
だからこそ今の自分があるのだと彼女は言い、最終的にそれを教えてくれたすべての方に感謝したいとスピーチを締めくくっていました。

これって本当にサービスというものの本質をついた話だなあとわたしは思います。

一般に、サービス業というのはお客様の欲望を先取りすることが美徳とされる仕事です。
たとえば寒い日には温かいおしぼり、暑い日にはつめたいおしぼりを出す。当然のように日本では行われていますが、これだって相手のことを考えてのサービスなのだと思います。が、それをお客様が「サービス」と悟るようではたぶんダメなのです。ダメというか、最低限でしかないのです。

心地よく感じること、当然のように提供される行為、雰囲気を受け入れられる接客をすること。
マニュアル化されたおもてなしよりも進んでいるサービスのすがたは、彼女がいかに自覚的に仕事と向き合ってきたかを教えてくれました。

エステというのはお客様と二人三脚でする仕事なのだそうです。
励ましたり、叱ったり、ほめたり。もちろん一回の施術で結果を出していくことも求められますが、継続的に通うお客様にはモチベーションの管理もある程度必要なのだとか。
「だからキャバの経験は本当に役に立った」と彼女は笑ってましたが、ある程度慣れれば仕事はただ漫然とこなすことが可能です。でも、自覚的に取り組めば必ず学びがあることを彼女は教えてくれた。
本当にこれは凄いことなんじゃないかと思うのです。

ちなみに、今の仕事で一番大変なのは説得力のあるスタイルと肌のキープなのだとか。
キャバクラ時代の比ではない!と断言していたダイエットの大変さがいかんなく発揮された美しいドレス姿でした^^

Sちゃん、これからもどうぞお幸せに!

2015/01/29

こんばんは。今日はタイトル通りの話を使用かと思います。
当然のことながら地雷というのは比ゆ的な意味でして、触れてはいけない部分に踏み込んでしまう、というくらいの意味でご理解ください。

わたしが考えるに、女性は自分の発言――特に相手に向けた発言というものをそれなりに吟味しているケースが多いように思います。
同じ話題であっても、「Aさんにはここまで踏み込んで喋ってもOK」「Bさんならこのくらい」と無意識のうちに判断している。つるつると話しているようでも、それまでの関係性をどこかで保ちつつ、相手のテリトリーに即した話し方が出来る。
水商売の女性はこの部分をきわめて特化した能力を持っていると考えられます。
相手のテリトリーに即し、かつそのテリトリー内の話題を選び出す能力、と言い換えてもいいでしょう。
(だから女性が地雷を踏む場合、結構意図的に踏んでいるんじゃないかなとわたしは睨んでいます^^;)

でも、男性はこれがとっても苦手な方が多いように思います。
仕事の話であれば男性も相手方の情報量を考えて同じことをされていると思いますが、プライベートの人間関係では意外と出来ない方が多い。客観的事実に基づいての判断は男性のほうが得意なような気もしますが、そうではない、情緒的な関係だと時々テリトリーの中に知らずに踏み入ってしまったりすることも多いようです。
その最たる例が、女性相手の発言だと思うのですよね。

かつて風俗に勤めていたころ、本番強要をしてくるお客様がよく言う発言の一つにこんなものがありました。
「○○ちゃんもやらせてくれたよ」。
この○○ちゃんというのは同じお店の同僚なわけです。○○ちゃんが実際にさせたかどうかは別問題ですが、とにかくそのような発言を別な女の子にも言ってくる。本番強要の一つの手口のような言い方です。

この発言、男性からすれば当然の理屈だと思うんですよね。
お店の商品である女の子によって提供されるメニューが違うわけで、支払額は同じ。ということは、同等のサービスを受けられると期待するし、要求する。その考えが、前述のような発言になるのかと思います。

が、言われたほうの風俗嬢は「だから何だ」と思う。
○○ちゃんはわたしじゃないし、わたしはあなたとそんなことをする義理もないしそこまでの関係なんか全くありませんし!と、逆に嫌悪感すら感じる。要するにお客様と自分、というパーソナルかつ情緒的要素の強いところで汎用性の高い理屈を言われると「こいつ全然わかってねえな」的なうっすらとした怒りすらおぼえるのです。
仕事の範囲を逸脱したサービスは、情緒的判断によってするかどうかを決めるわけで、その決定権はこの場合、風俗嬢の側にある。それを誤解している男性は残念ながら多いのです。

この例は極端な話の一つですが、おそらく類似の話は沢山あるように思う。
男性の皆様、ぜひ女性と会話するときにはいらぬ地雷を踏まぬよう、ぜひご留意いただければと幸いです。

2015/01/22

今日はタイトル通り、キャバクラなどの水商売に勤めることで男性を見る目が肥えるのか?というお話です。
結論から言えば、わたしはこう思います。
「客観的な視点は養えるが自分の好みのタイプは変わらない」。

では、なぜそうなのか?という点を細かく考えていきたいと思います。

水商売は一般職の女性に比べ、圧倒的に男性の本質には触れる機会の多い仕事といえるでしょう。
人間は休日やくつろいでいるときに一番素に近くなりますよね。まして、「今日飲みに行こう」と思っていらしてくださるお客様はリラックスしに来店しているわけです。
お酒の力もあり、気分がよくなったり、あるいはその逆で鬱々した気分を晴らしたいと思ってこられる方も多いでしょう。

そういう状態を水商売の女性は常に見ています。
たとえば他の人と一緒だと威張っているのに、一人で来ると妙におとなしかったり。スマートな雰囲気なのに金払いが綺麗ではなかったり。まじめなひとが急に陽気になったり、おとなしい性格の方が豹変したり、飲んだらひたすら下ネタ連発、または強面の男性が意外なほど細やかな気配りをしていたり……。
一般職の女性でもこういう現場を見て見直したり幻滅することもあるでしょうが、水商売ならほぼ毎日これを見ているわけで、おのずと男性に関しては一席も二席も語れるぜ!という方が多くなります。

が、それは所詮仕事上のこと。自分の好み、というのはそうそう変わらないのです。

わたしの友人たちも恋人はいわゆるダメンズ揃い。
なんでまたその人を!?と思うような性格だったりするような男性と平然と、どころか超幸せそうに付き合っているのを見てびっくりしたことは数知れず。そしてわたし自身も自他ともに認めるダメンズウォーカーです。
周囲に散々言ってきた「あんたは男を見る目がない!」という言葉をそのままいただくこともしばしば…。

もちろん仕事上で得た知見で非の打ちどころのない男性とお付き合いする女性もいるのでしょうが、そういう女性は少数派のほうだと思います。
また、完全に私生活では男性を必要としない自立した精神を持った女性も(特にママさんに)おられます。
が、なぜかやっぱりダメンズ好きは多いのです。

こういう職業の女性たちが求めるのは、マメでやさしい男性です。
疲れた?おなかすいてない?と細かく労わってくれ、手は出さずとも口ではねぎらいの言葉を欠かさないような男性。
水商売は他者に奉仕する仕事ですから、その自分をいたわってくれる存在は精神的な支えになるのでしょう。

ごく一般的な男性は即レスでLINEに返信を求められても難しい場合が多いですし、むしろ自分を支えてほしいと思っているもの。自然と水商売の女の子たちのターゲットからは外れますし、男性のほうで水商売の子と付き合ったとしても、看護師さんに抱くような幻想を抱えている方が多いため長続きすることは稀なようです。

だから、やっぱり最終的には好み、ということに尽きるのでしょうが、それでも仕事で得た経験を活かして好きな男性とお付き合いする手腕は水商売の女性の面目躍如。
とはいえ、そこしかアドバンテージはないよね…とこの原稿を書きながらちょっと悩んでしまった笠原でした^^;

2014/12/18

こんばんは。昨日は多くの地域で雪が降ったそうで、本当に天気って自分ではどうにもならないことだけに大きな災害にならないことを祈るばかりです。

さて、今日は特別になりたい、という気持ちについて。

風俗に来るお客様の中には自分だけ特別扱いをしてほしいと望まれるお客様が大変多くいらっしゃいます。
特別扱いのなかには、純粋に恋愛したいというものから、連絡先を聞きたい、あるいは自分にだけ本番をさせてほしい、ということも含まれます。
キャバクラに来るお客様もそうなのですが、どちらかというと風俗嬢のほうが1対1で過ごす時間が多い分、要望の本気度の高いお客様が多いような気がする。

ところで、連絡先や本番に関しては基本的には論外なので触れませんが、恋愛をしたい、あるいは恋してしまって…という男性の相談を最近いくつか受けました。
「どうしたらいいでしょう?」と聞かれるのですが、基本的には風俗嬢ではなく、普通の女の子だと思って接してくださいとわたしは答えます。とにかく、一般の仕事をしている子のように、あるいはそれ以上に気を使って接してあげてくださいと。
事実、それしか方法はないと思うのです。

特別になりたい、という気持ちを抱くこと自体は別に悪いことではありません。
でも、彼女たちはそれを望んでいるでしょうか? わたしは否だと思うのです。

どんな理由でも、どんな事情があっても、仕事を選ぶ段階で「恋愛したい」というモチベーションはない。恋愛というのはプライベートの極致のような感情ですし、仕事で出会った相手と見境なく恋に落ちていたら仕事としても大変です。ここまでは一般企業にお勤めの女性も同じでしょうが、風俗嬢は更に仕事がゆえの特性か自己保身に走ることも多い。不用意に自分の情報を晒さないよう、気をつけている場合がほとんどなのです。

お客様にとってある風俗嬢が特別であったとしても、風俗嬢にとっては数多いお客様のおひとり。
もちろん逆もしかりですが、いずれにしてもゼロ、マイナスからプラスの状態に持っていくには情報量も必要だし、なによりそれ以上に自分から「この人は特別だ」と感じられるような状態に持っていくことが必要なのではないでしょうか。

その方法は、わたしが思うにやっぱり上記の方法しかないと思う。
焦ってはダメ、せかしてもダメ。ゆったりと構えて女の子の気持ちが自分のほうを向くのを待つしかない。もちろん、待った結果として特別になりたい気持ちが成就しないこともありますし、そちらのほうが多いかもしれませんけれど、それは普通の恋愛だって同じです。

特別になりたいのなら、まず自分から特別扱いをする。
恋愛の鉄則だと思いますが、最近そんなことを考えています。

 

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