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2009/12/03

海に潜る、と聞くと何を想像しますか?

水中で呼吸するための圧縮空気タンクを背負った、スキューバダイビングを想像する方が多いと思います。
「素潜り(すもぐり)」とは、そのタンクを背負わずに潜ること。 フィン(足ヒレ)とマスク、シュノーケルを付け、自分の吸った一呼吸だけで潜ること。シュノーケリングと似ていますが、素潜りは水面だけでなく、水の中へと潜っていくことを指します。
 
 
私が素潜りに出会ったのは、2年半前の小笠原。

小笠原の海は本当に美しく、透明度が50m以上もあります。 どこまでも澄んだ碧い碧い海。 ただただ海に浮かんでいるだけでも、涙が出るほど美しい。 そんな海に潜り、水面を見ると、光が差し込む。 キラキラと、眩い光の筋が・・・

 

 小笠原の碧い海

小笠原の碧い海 (この場所は外洋、水深は1000m以上ある場所です。撮影水深は10m程度)
photo by Ayano

 

それまでは海に「潜る」という概念がありませんでした。  海の表面しか見ていなかったのです。
 
 地球の7割は海
 
それなのに、私はその未知なる海の中の世界を見ようとしていなかった。 なんということだ!
 
 
 
実は小笠原に行くまでは、海が苦手でした。(日焼けするし、海水がべたべたするし・・・) 
高山植物が好きだったので、山登りはよくしていました。 小笠原にも、小笠原特有の固有動植物を見に行ったので、海には全然興味がありませんでした。 それでも、イルカやクジラが見られるらしい、と聞き、せっかくだから海にも行ってみよう!と思って船に乗りました。 

そして初めて入った外洋の海。。。
そこにはかつて見たことの無い美しい世界が広がっていました。
更には愛らしいイルカ! 
一瞬でイルカと海の虜になってしまいました。

最初は潜る、ということがどんなことだか分からなかったため、全く潜れませんでしたが、
海に、素潜りに魅了され、ストイックに素潜りの練習を始め、2ヶ月ほどで水深15mの壁を越え、水深22.5mまで潜ることが出来るようになりました!
今は深さを追求するよりも、リラックスして長い時間、美しくしなやかに泳ぐ練習中です。

 

 
それでは、そこまではまってしまった素潜りの魅力とは何なのか。

 それは、「自由」であること。

私はこれが一番の魅力だと思います。 
機材を背負わない身軽な自由。 
3次元の空間を自在に泳ぐことが出来る自由。 
水中で踊るようにくるくる回ったり・・・
そして、水面から水中深くへの潜行、浮上。

スキューバダイビングでは、タンクを背負うため水中で呼吸が出来ます。 小さい魚をじっくり観察して写真を撮ったり、洞窟を探索したり、長い時間ゆったりと水中の世界を楽しむことが出来ます。 しかし、圧縮空気を吸うため、窒素が体内に溶け込み、潜水病などの恐れがあり、自由に潜行や浮上は出来ません(素潜りでも窒素が溶け込む可能性はあります!ブラックアウトといって、意識を失い死に至る可能性もあります!)。

素潜りはたったの一呼吸。腹式呼吸を行い、息を大きく吸って呼吸を止め、潜ります。 水圧がかかるため、水深に応じて圧力調整のため、耳抜きをします。 水深10mで2気圧、水深20mで3気圧にもなります。肺の中の空気は押しつぶされ、マスク内の空気も圧縮されるため、マスクが顔に吸い付きます。マスクの中に鼻から空気を入れるマスクスクイズを随時行います。

素潜りの更に先に、フリーダイビングという競技があります。潜る水深や息を止めていられる時間を競う精神スポーツです。が、私はまだこちらの世界には足を踏み入れていません。
 なお、現在バハマにて世界大会の真っ最中です! 今日も日本新記録がぞくぞくと更新されたそうです! (参照:篠宮龍三氏、平井美鈴氏のHP) みすず選手は2年前に小笠原で出逢い、一緒に潜っていた友人です。

 

 

 
 
 それでは最後に、素潜りがいかに自由であるか、こちらの動画「自由」をご覧下さい。
曲入りで編集してありますので、是非癒されて下さいませ~

http://www.youtube.com/watch?v=AzsHvrRa_-c&feature=channel

Bahama 2009.5.2-8
model Ayano
movie by K. Fukuda
 edit by Ayano

美しきバハマの海
まるで星のようなヒトデ
ゆったりと、海に溶けるように泳ごう


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