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2014/01/25

「なんでここにお店を出したの?」
初めてのお客さまにだいたい聞かれるのがこの質問です。

恵比寿からも白金台からも徒歩10分以上かかる
この中途半端な場所に、どうして出したのか?
白金台って和食のイメージはあまりないよね、
結構テナントが入れ替わりの激しい土地だよ。
どうしてここに??と。

私たちにとっては、”ここ”だったんです。

不動産探しを始めたのは昨年の春です。
お店をやるぞ、と決意し、4月に前職を退社しました。
板長である主人は神戸の前の店で働いていたので、
私ひとり、東京で物件探しが始まりました。

昼はネットで毎日100件ほどリサーチし、
夜に主人と打ち合わせし、見に行く物件を決め、
日中にアポを入れて内見しにいって、写真をとって
夜に主人に報告、それを繰り返し、
40件以上は実際に内見したでしょうか。

飲食店の経験がほとんどない私です、
何を基準にしたらよいのか、
どこをチェックしていけばよいのか、
はじめは全くわからないまま不動産に連絡をとり、
毎日主人に電話で確認をとりながら、
見よう見まねで内見をしていきました。

正直、どの物件がよくて、どの物件があわないのか、
わかりませんでした。
チェックリストを持っていき、
どの駅から徒歩何分、
何平米で、何階で、グリーストラップはあるか、
電気は何アンペアだ、排水管の太さはよいか。
排気はどうなっている、だの確認をします。

数字では、理想の形はあるんです、
でも、
どうも合致しない。
ちっともイメージが湧きませんでした。

友人の不動産会社の社長にも、
そんな私を見て、
「そんなんじゃ”絶対に”決まらないよ。
いい物件があっても、逃しちゃうよ。」
と厳しい意見を頂戴することもありました。

2年かけて見つける方もいる、と聞いていました。
半年後にうまく見つかる人なんてそんなにいない、と。
本当に見つかるのかな。
私が見つけられるんだろうか、とふと迷うこともありました。

でも、
「必ず見つかる、私たちを待っている物件がある」と信じて
お客様がいて、板長がいて、私がいて、
みんなが幸せそうに美味しいご飯を囲んでいる
お店をイメージし続けました。

そして8月に出会ったのが、今の物件です。
ボランティアでスタッフをしている講演会の懇親会場で
出会った不動産会社の方に、
出したいお店についてお話していたら、
協力してくださることに。

早速次の週には物件を出してくださり、
内覧をしにいきました。

初めて、「ここでお店をやりたい!!」と感じたのです。
急いで主人に連絡し、
その次の週末には神戸から来て見てもらいました。

一階で窓が大きく、
二面が緑の多い公園で囲まれている部屋でした。
ここなら季節を感じながら、
いいお店が作れそうだなとふたりとも意見が合致しました。

そしていろんな方のお力を借り、
なんとか契約を結ぶことが出来たのでした!!

そうしてご縁がつながって出会えたこの場所で、
お店を開くことができました。

ここにお店を出せることに、本当に感謝しています。
どの駅からも中途半端で、
静かな住宅地、
商売は難しいと多くの人がおっしゃいます。

でも、私たちはここで日々励んでいこうと決めました。
一日いちにち、誠実に、お客様に向き合っていきます。
この場所を選んだことが正解だったね、
と20年後に語りあうイメージを持ちながら。

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2014年1月25日
白金台こばやし
小林 綾子

2014/01/25 03:11 | 未分類 | No Comments

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