日本から離れられない夏

7月 20th, 2008

夏に国内外への旅行をお考えのみなさま。
特に海外へ飛び立つみなさま。

えぇ、きっと素敵な出会いや発見に満ち溢れていることでしょう。
私も海外でコミュニケーションの図れないもどかしさを克服できれば、
ぽーんと海を越えたいところ。

ですが、
いま一度立ち止まって考えてみてください。
たいていのバレエカンパニーはオフシーズンに突入。
なにも上演されていない!
そこでオフシーズンに入るこの時期。
日本ではお休みに入った海外のバレエカンパニーからゲストを呼んでの
ガラコンサート(さまざまな作品の良いとこだけを魅せてくれるバレエコンサート)が
必ず開催されます。
一番有名&ゴージャスなガラコンサートは
NBSが主催する「世界バレエフェスティバル」かと思われますが、
こちら3年に1度の開催ということで、次回開催は来年となります。
このバレエフェスはゴージャスすぎるのでバレエ初心者の方にはオススメしませんが。
なんにも知らないでいったらさすがにもったいない!

そこで今年の夏にオススメなのは
エトワール・ガラ2008
パリオペラ座のこれからを担う若い(そろそろ中堅!?)
エトワール(パリオペラ座のトップダンサーの意)たちが
中心となったグループ公演の2回目。
前回2005年に来日した際にはエトワールでなかったダンサーも
今回はエトワールとして参加するなど時代の移り変わりを感じます。

ガラ公演も参加するダンサーや興行者により雰囲気がガラッと変わるもの。
このエトワールガラは若いダンサーたちが自分の好きなこと、
得意なこと、やってみたいことを魅せてくれているのか、
踊られる作品も古典作品より現代的な感覚のスタイリッシュな作品が多いのが特徴です。

「白鳥の湖」「ジゼル」等古典作品も踊られますが、
A.プレルジョカージュなどの現代の振付家によるイマドキのコンテンポラリー作品が
盛りだくさん。
なんだかバレエって堅苦しいって思っていたら大間違い。
コンテンポラリーは堅苦しいを通り越してわけがわからない、はず。
純粋に面白いと感じる作品もあるけれどうーんと唸らされる作品の多いこと。
コンテンポラリーダンスを楽しんで観られる感性が欲しいものです…

ガラコンサートは
コンテンポラリー作品と古典作品が交互に踊られる事が多いので
どちらが自分に向いているかなーくらいの感覚で楽しむのがいいかもしれませんね。

夏のご予定が決まらない方はぜひ劇場へ!

恋はドラマティックに

6月 9th, 2008

ワタクシゴトですが…
初めて付き合った彼と久々に会いました。
そして思い出しました。
恋するドキドキ。
初恋のキラキラはいつまでたっても変わることなく
自分の記憶に残っている模様。
二度とできない最初の恋。

初恋のときめき、そして恋することの楽しさ・辛さ・哀しさ…
いろんなことを私に教えてくれたバレエ。
それは、
「ロミオとジュリエット」
知らない方も少ないと思うのであらすじは省略。
女優バレリーナと言われたアレッサンドラ・フェリの
ドラマティックな演技が忘れられないマクミラン版にはじまり、
グリゴローヴィチ版、ラヴロフスキー版、クランコ版など
多くの振付家によってバレエ化、上演されています。
どの振り付けも素晴らしいのですが、
私が好きなのはヌレエフ版。
何度か登場しているマニュエル・ルグリとモニク・ルディエールによって
映像化されてるというのも理由の一つですが、
ヌレエフのスピーディーで躍動的な振り付けが
2人の短く激しい恋を見事に描いている、と思います。

ヌレエフ版、全幕は映像でしか観たことはないけれど
(2人で踊るパ・ド・ドゥ中心のガラ公演ではマクミラン版が人気)
深夜に衛星放送の生中継で初めて観たとき
2人の恋の、家同士の対立の
いろいろなエネルギーが画面越しにびしびし飛んできて
最後まで目を離すことができませんでした。
まるで追いかけっこのような出会い、
そしてあっという間に大人へ駆け上がる2人の
ヒミツの結婚式や初めての夜。
観ているこちらもハラハラドキドキ。
そして最後のシーンは…

2人の哀しい運命に胸が詰まりました。
どうしてそんなに生き急いじゃったんだろう。

当時はうぶな高校生になりたての私。

恋って、
恋って、、
恋って、、、

なんてドラマティックなの!!!

いろんなことをバレエを通じて学んできてしまったが故(!?)、
私の初恋は意外とドラマ仕立てになりました。

別れた後、2人とも留年というオチつきで。

心乱れされるカラダのこと

5月 31st, 2008

突然ですが…
好きな筋肉はありますか?
もしくは自分の体で自慢の筋肉は?

女の子の会話に出てくる筋肉と言えば腹筋。
「6つに割れた腹筋が好き!」とか
「ダイエットのために腹筋鍛えなきゃ!」いう話題にしばしば登場します。
あとは表情筋くらいでしょうか。
顔のたるみは女の子にとって脅威。
はりを維持するために顔のマッサージや運動を欠かさない女性も
珍しくありません(私のまわりだけ!?)。

けれどそれ以外の筋肉はほとんど話題にのぼりません。
「彼の大胸筋が素敵なの!」なんて聞いたことがない。
筋肉ってたくさんあるのになぁ。

そしてワタクシ。
やっと気づいたのは『僧帽筋』がたまらない。
背中の中心から腕にかけて見え隠れする三角に張ったいくすじもの筋肉。
美しい。

きっかけはバレエ教師の背中。
レッスンを受けながらついつい見とれてしまいます。
無駄なお肉、たるみがないのはもちろん
優雅な腕の動きを支えるために発達した背中の美しいこと。
私はこの背中に憧れていたんだわ!
そして手に入れるために踊り続けているのね!
がんばって筋トレに励まねば。

もしダンサーの背中がぶよぶよだったら…
背中が大きくあいた衣装で踊るなんて考えられませんね。
飛んだり回ったりするたびに”ぶよんっ”ってなったら嫌だ。
想像するのも恐ろしい。

白鳥のまさに羽ばたかんとする腕の動きも、
妖精たちの可憐で空気の流れるようなような腕の動きも筋肉があればこそ。
鍛え上げられたダンサーのカラダは生きる芸術。
バレエを観る機会があったら
ぜひオペラグラスでじっくりダンサーのカラダをのぞいてみて下さい。
筋肉のこと、きっともっと知りたくなるはずです。

魔法を彩るコトバたち

5月 18th, 2008

『美女と野獣』

ディズニーの映画やミュージカルで知られるおとぎ話。
残酷な性格ゆえ美しい姿から野獣に変えられてしまう王子と
本の大好きな娘・ベルの物語。
実はバレエにもなっています。

王子が野獣に、
野獣が王子に。
その他にもさまざまな姿に変えられたお城の住人たち。
どうやってあのファンタジーな世界をバレエにするんだろう?と興味津々でした。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(BRB)で
原作に基づいて作られた2幕からなるバレエ『美女と野獣』。
重厚な色彩の舞台装置にBRBらしい可憐な衣装。
ベルの姉たちと姉の婚約者のコミカルなやりとりや
獣に変えられてしまった城の住人たちの妖しい舞踏会。
薄暗いステージで展開されるバレエは
まるで飛び出す絵本を読んでいるかのような錯覚を覚えるほどに
活き活きした素敵な舞台でした。
きっとこんな会話をしてるんじゃないかしら、愛を語り合ってるのね!と
想像力をかきたてられます。
そう、バレエって言葉を発さないので
あくまでダンサーの表情や動き、音楽etc.から状況や感情その他もろもろを
見ている側が想像することしかできません。
『美女と野獣』に関してもこんなストーリーだったよね、
だからいまこんな感じかな~とかなりあいまい。
それはそれで様々な解釈が出来るし、
観る側の状況によっても同じ作品がいろいろな側面を持ってることがわかって
楽しめるのだけれど…
ディズニー映画の『美女と野獣』を観ると、
登場人物たちによって語られる言葉や歌が
いかにストーリーを盛り上げていたのかということに気付かされます。
ベルと野獣の恋が進んで行く様や
野獣として生きることの辛さ、悲しみ。
言葉を追うことで単純に理解できることが
魔法をより魔法らしく引き立てているのでしょう。
言葉のないバレエで繰り広げられるファンタジーの世界は美しくて素敵だけれど
魔法には言葉や歌など他の要素が組み合わさった方が
もっとキラキラしたものになるのかもしれないですね。

私を変えたミュージカル「阿国」

4月 21st, 2008

ほんとのことを言えば辛くて泣きそうなの
毎日毎日ひもじくておなかがグーとなるの
お米やオイモ作っても誰かに取られちゃうの
こんなこの世がこの世ならこの世は嘘だと思う
ほんとのいい気持ちどこかにきっとある
ちょっぴり極楽おすそ分け阿国と申します

ミュージカル「阿国」から“阿国のテーマ”の一節。

この部分を聴いただけでカラダの中から熱いなにかがぶくぶくと溢れてくる気がする。どこかに向かって走り出さなければ!と。

歌舞伎の創始者とされる阿国が女性として、芸人として激しく熱く生きた半生を描いた和製ミュージカル。京都の四条河原に突如現れ、魅惑的な踊りで人々のココロをわしづかみにした阿国。時代に翻弄されさすらいながらも戦国の世に逆戻りすることを望んでいる猪熊少将。その2人の出会いと別れの美しく妖しいこと。舞台の上で繰り広げられる熱っぽい恋のやりとりはいつでも観ている者を引きつける。私も阿国になりたい…

はじめて観た小学生の時にはなにがなんだか…だけれどもうとにかくぞくぞくした。人の熱っぽさにドキドキした。私にもエネルギーが与えられるようでギラギラした。

すっかりココロ奪われてしまった私。

再演も何度か足を運び自分なりにココロをつかまれた理由を探ってみた。何が素晴らしいかって、木の実ナナの圧倒的で太陽みたいなパワー、池畑慎之介の女を虜にしてしまう艶っぽさ、そして独特な世界を造り上げる上々颱風の音楽にその世界観をさらに際立たせる妹尾河童の舞台美術。その見事なまでのパフォーマンスの結集。それに反応して自分の血まで煮えたぎるような感覚を覚えるのだ。

以前書いた「モーツァルト!」でもそうだが、時代を変えた人はどの時代でも人々のココロをとらえて離さないパワーに満ちあふれている。だからこそこうしてミュージカルなどにカタチを変え半生が語られたりするわけだが、そのミュージカルでさえも人を動かすパワーを発している 。自分の小ささを素直に受け入れて前進する勇気を与えてくれる気がする。

「私の踊る場所が都になるんだ!」

ミュージカルの最後に阿国が叫ぶ台詞。

かっこいい。

時代をつくる女になりたい。

ちょっとだけそんな野望をいだいてみる。

騙されるならどっち!?

1月 29th, 2008

街に溢れる怪しい勧誘をそろりと交わす疑い深い私ですが。この2人にはぜひとも騙されてみたい!

ペテン師と詐欺師

鹿賀丈史演じるイギリス人詐欺師ローレンス・ジェイムソンと市村正親演じる
アメリカ人ペテン師フレディ・ベンソンが織りなすコメディミュージカル。
南仏のリヴィエラを舞台に自らの優雅で端正な顔立ちや物腰で
次々とお金持ちの女性からお金を援助させるローレンス。彼のゴージャスな生活に憧れ、
小金稼ぎのペテン師フレディが弟子入りをします。
はじめは嫌な顔をしていたローレンスも久々にスリルを味わいたい! とフレディを一流の詐欺師にするため教育を開始。
オクラホマからやってきた石油王の娘ジョリーン・オークスを相手に詐欺師としての技をお手本として見せつける…も
彼女の思い込みの激しい性格にさすがのローレンスも1人では手に負えず、
フレディと手を組んで彼女を豪快に騙します。しかし所詮2人はライバル。
旅行に訪れたクリスティーン・コルゲートからどちらが5万ドルを騙せるか、負けた方がリヴィエラを去ると決め
2人の意地とプライド賭けた勝負が始まります。続きはぜひ劇場で!ということにして、
鹿賀丈史と市村正親というミュージカル界の2大トップスターがそれぞれの個性を存分に披露してくれる「ペテン師と詐欺師」。
2人の素晴らしさは言うまでもないけれど、ダンディでスマート、2枚目である自分のスタイルを崩さないローレンスと
お調子者で元気いっぱい情に訴えかけるフレディという対照的な役柄が
そっくりそのまま鹿賀丈史と市村正親という人を表しているようでおもしろい。

タイプは全く違うけれど、2人とも素敵すぎて舞台のはじめからうっとり…
そしてたびたび出てくるちょっとキワドイ台詞や歌詞も2人のおじさま(失礼!)が語ると
嫌らしいけどセクシーな響きに感じられてドキドキ。
できることなら私をターゲットに勝負してほしい!と舞台を観ながら妄想の世界へ。
私だったらどっちについて行くかしら。と延々3時間の上演中に悩み続けるも最後まで結論出ず。 
 私が思わずうらやましい!と嫉妬してしまう(!?)ローレンスとフレディに翻弄される
クリスティーンを演じるのはソニン。
昨年「スイーニートッド」で聴かせてくれた圧倒的な歌唱力に
すっかりとりこになっていたけれど、今回も2人のトップスターを相手に
堂々とクリスティーンとしてやりあっていて素晴らしい! 
アイドルからミュージカルへ進出する人は多いけれど、
彼女ほど舞台で輝ける&がっかりさせない人はなかなかいない。
過去に「このヒトどーして舞台に挑戦しちゃったんだろ」と途中で帰りたくなっちゃう人もたくさんいました。
実はこのペテン師と詐欺師も初演時にクリティーンを演じた女優さんの評価が低く
(かわいい女優さんだっただけに残念でした)が、今回ソニンが演じたことで、
私の周りでも「こんなに面白いミュージカルだったとは」という感想をちらほら聞きました。
これからもミュージカルの世界でキャリアを積んで行ってほしいな。 

お客様の客層からして劇団四季時代から2人のファンでした的な、年齢層高めの舞台なので
もしかしたら初めての方にはクドいかも。主演のお2人は間違いなく濃ゆいので。
それでも劇団四季で共演されてた時代を知らない(生まれていなかった)私たち世代には新鮮に映るかもしれません。

ということでなんと2008年は最初と最後に鹿賀&市村コンビのミュージカルが上演されます。
まだ詳細発表されていないけれど、市村さんの代表作「ラ・カージュ・オ・フォール」がついに再演決定!
忘れられない年になりそうです。  

最後に私なら…やっぱり2枚目のローレンスに口説かれたい! 

 じゃなくて騙されたい!!

1月はずっとお正月気分!~新春浅草歌舞伎!~

1月 4th, 2008

「(そういえば)日本人なのに歌舞伎を観たことがない!」 
と気付いたのは大学生のとき。
このままバレエばっかり見続けて外国かぶれめ!と思われるのも癪だわと思いつつも、演目も役者もたくさんありすぎて何を観ればいいか分からない、と迷子になっていた私に歌舞伎好きの友人が勧めてくれたのは新春浅草歌舞伎。お正月で賑わう浅草で毎年2日から約1ヶ月間催される歌舞伎公演で若手歌舞伎役者が普段できないような大役に果敢に挑戦する場となっている。 役者の研鑽の場なら観客だって歌舞伎デビューにうってつけ。おすすめポイントをいくつか挙げてみたい。

この公演では開演前に年始のご挨拶として出演している役者さんが舞台の見所や意気込みを語る。そのためか、役者さんとの距離がぐっと近づいた感じがしてその後の舞台を構えることなく楽しめる。
私が好きなのは市川亀治郎さんの挨拶。こっそりとビニールのゴミ袋を取り出し、上演中はがさごそお菓子袋を開けたりしないでくださいね!とユーモアを交えながら分かりやすく舞台を見るときのマナーを教えてくれる。気付いていない人が多いけれど、観客席で出る音は意外と劇場全体に響くもの。観劇中に携帯電話の着信音が鳴り響いて何度気持ちが盛り下がってしまったことか。
近年の浅草歌舞伎の人気は役者さんにあるだろう。中村勘太郎・七之助兄弟や中村獅童など歌舞伎を知らない人でも名前を知っている役者さんが揃うのはこの舞台だけ。ミーハーゴコロをくすぐられるキャスティングだが、TVや映画、現代劇でも活躍する歌舞伎役者たちが力みつつそれぞれの役に真摯に取り組む姿に観ている側も思わず力が入る。 

突っ込みどころ満載で気楽に楽しめる演目もあれば涙を誘う人情ものなど、若い彼らが演じる作品をベテランが演じたら?と浅草歌舞伎から他の歌舞伎への興味も喚起される。役者と一緒に観客として成長していけるのもこの公演の魅力かもしれない。 

 最後に新春浅草歌舞伎ならではの楽しみ方をご紹介。浅草の飲食店が協力しているので午前の部では休憩時に浅草にあるいくつかの飲食店の方が思い思いも格好をしてお弁当を席まで届けてくれる。座席で飲食OKな歌舞伎ならでは。また午後の部では終演後にお客さんをお店まで案内してくれることサービスも。歌舞伎だけでなく浅草を楽しみたい方にはオススメ。(各飲食店でお弁当付き歌舞伎チケットを販売中) 

新春浅草歌舞伎   

中心メンバーとして参加している役者さんの人気が上がるのにつれ年々チケットがとりにくくなっている…という話も聞くけれど。若手が若手でいるのも今のうち!?歌舞伎に馴染みのない方も気軽にチャレンジしてほしい。1月27日(日)まで。 

神頼みと私

12月 31st, 2007

 この頃答えに困る質問。「どうして彼がいないの!?」某有名な占い師の方曰く的な大殺界だからなのか(ちなみに2年目のどん底でした)長らくパートナーのいない私をみかねて、いろいろな方から質問されるのですが。そんなこと聞かれてもね。理由はわかっていてもなかなか前に進めないのがほんとのところだけどうじうじ考えていてもどうにもならない!こうなったら出逢いに結び付きそうなことをいろいろやっちゃおう!と今年は『縁結びツアー』を敢行しました。とりあえず神様お願い!!

  • 東京大神宮
      都内では一番有名な縁結びスポット。いろいろな番組や雑誌で紹介されているようで、私が行った日は長い行列ができていました。みんなそんなにご縁がないの!?と自分のことは棚に上げしげしげ周りを見渡してみたり。女性グループや母娘が多い中、彼女に連れてこられたのか男性の姿もちらほら。居心地悪そうでなんだかかわいそう。ここは女性をターゲットにしているのか、かわいらしいお守りやおみくじがたくさんあります。いっぱい買いたいけど、やっぱり1つにしたほうがいいのかな、と悩みすぎて1つも購入できず。こんなことでは縁結びツアーの意味が…
  • 伊勢神宮
      長年の夢だったお伊勢参り。幼い時に何度かお参りしていたらしいけれど全く記憶になく。一歩境内に入ると木々が生い茂っているせいかひんやりとした空気が流れていて猛暑であることを忘れてしまいそうでした。霊感はないけれど、気持ちがきりっと引き締まる心地の良い空間。藤原紀香がプロポーズを受けた場所ということもあり、カップルの姿がちらほら。私にも良縁が訪れますように。
  • 出雲大社
      縁結びといえばここ!各地から神様が集まる神在月(一般的に神無月のこと)にお参りするとより効果的。と予定が合わず一足お先に出雲入り。出雲大社の神楽殿にかかっている大きな注連縄にお金を投げ込み1回で刺さると良縁に恵まれる、というジンクスがあるので思いっきり投げ込んでみたけれどなかなか刺さらず四苦八苦。他の参拝客の方に応援いただき、十数回目にしてようやくグサリ。まだまだ良縁来らずってことかしら。リベンジを固く誓いました。
  • 八重垣神社
      出雲大社だけでなく、島根には縁結びで知られる神社がたくさんあります。そのなかで鏡の池でご縁を占う八重垣神社へ向かいました。売店で占い用紙を購入しいざ 鏡の池へ。100円玉を用紙の中心(より少し上に置くといいらしい)にのせ、そーっと手を離し用紙が沈む早さと位置でいつ頃どんな場所でご縁があるかを占います。ちなみに私は池の手前に1分かからず沈みました。どうやらすぐ近くに出会いがある模様。うっしっし。おみくじを数種類ひいてみたけれど、どれもいいことがたくさん書いてあって幸せになりました。ようは気の持ちよう!?
  • 縁結びツアーの成果ですが…2007年は相変わらずの独り身。兆しはあるようなないような。恋愛面ではまだまだご縁がないけれど、多くのヒトに出会えた1年だったように思います。ヒトとのつながりあってこそお仕事や趣味の幅が広がったかな。このjunkstageで書かせてもらうようになったのもその1つなのでしょう。2008年。どんな出会いがあるのか。いまから楽しみです。それでは来年もよろしくお願いいたします!

    MOZART!~天から与えられた歌声~

    12月 24th, 2007

    街にクリスマスソングが流れる時期になると、かつて聖歌隊の一員として学校や教会のクリスマス礼拝で
    聖歌を歌っていたことを思い出す。
    キャンドルの灯りだけが煌めく中での演奏は神秘的で、いつもは騒がしい生徒たちも
    この日ばかりはおとなしかったように思う。私自身も部活動としての聖歌隊活動だったので
    熱心に信仰しているということはなかったけれど、クリスマス礼拝の日ばかりは
    いつもより真摯な態度で臨んでいた。

    「世界にたった一つしかないかけがえのない自分自身の人間楽器をA+B+Cでドリルする」

    これは自分のカラダを楽器に見立て、
    A=カラダを緩めて呼吸をし、
    B=口の中を声が響くようにあけ、
    C=下半身の筋肉を使い立体的な発声をする→
    聖歌にふさわしい立体的に美しく響く【乙女の声】を奏でる。

    という先生の教えで、このことをとにかくみっちり教えていただいていたけれど、
    自分の声が好きではない私は、5年という年月を聖歌隊メンバーとして活動しても
    最後まで自分という人間楽器を活かせることがなかった。

    中川晃教という歌い手がいる。
    歌手としてデビュー、現在ミュージカルや舞台俳優としても活躍している人である。
    彼の歌声を聴いてはじめて今まで自分の身体で理解しえなかった人間楽器という概念が理解できたように思う。

    MOZART!

    幼少期に天才としてもてはやされたモーツァルトの成長と苦悩を描いたウィーン発のミュージカル。
    日本での初演は2002年。そのときにタイトルロールを演じたのが前年にミュージカル「エリザベート」で
    デビューを果たし人気急騰中の井上芳雄と中川晃教だった。

    正直、全く期待していなかった。中川晃教というほぼ無名の歌手に。
    ミュージカルに出る人を観ていると「王子」的な雰囲気を醸し出している人が多い。
    端正な見た目だけでなく朗々としたさわやかな歌い方をする人も多いように思う。
    そんな中、中川晃教は容姿も歌声も大きくミュージカルの枠を大きくはみ出していた。
    個性的な顔立ちに透き通るようなそれでいて力強く激しく人のココロを揺さぶる歌声。
    一つのミュージカルが中川晃教のライブかと思わせるほどに小柄な身体から響き出る
    彼の歌声に私は圧倒された。MOZART!にはいくつかのソロナンバーがある。
    「僕こそ音楽」「残酷な人生」「影を逃れて」などなど。
    この作品はウィーンで生まれたはずなのに、「僕こそ音楽」を聴いていると
    中川晃教のために作られたんじゃないかと思わされる。
    モーツァルトは世界を変えた天才だけれど、中川晃教の歌声もやはり何かを変えうるだけの力を持ち合わせていると思う。

    彼を前にすると日本のミュージカルを牽引している役者もなんだかかすんでしまうような……
    まさに舞台の中心になるべく生まれて来たヒト。

    MOZART!の中で「この子は天才よ」という台詞があるが、モーツァルトに対する台詞ではなく、
    中川晃教その人に向けた台詞に聞こえてしまうのは私だけではないだろう。
    厳格な父親や支配的な大司教からの脱却、コンスタンツェとの恋。
    モーツァルトが大人へと成長していく過程は中川晃教が歌手として俳優として成長していく姿と重なって見える。

    そして中川晃教という楽器を通して伝わってくる歌声はまさに【世界にたった一つしかない】もの。
    ぜひ彼の天性の歌声をLIVEで体感してほしい。ステージ以外でも彼の歌声が楽しめる。

    終らないクリスマス

    今年の新曲で大丸と松坂屋のクリスマスソングになっていて札幌大丸では大々的にプロモーションも展開しているそう。
    彼の歌声はクリスマスのプレゼントのようなもの。今年のクリスマスは中川晃教の歌声に酔いしれてみては?

    一つの時代の終わり

    11月 28th, 2007

    モーリス・ベジャール氏逝去

    私が生まれたとき、ベジャールはすでに新進気鋭の振付家ではなく、バレエ界の巨匠だった。それでも私の目から見たベジャールの作品はどれもセンセーショナル。平常心で観ていられるような作品は一つもなかった。なにかココロの裏側を覗かれているようないやーな感じだったり、生を実感させてくれるようなはつらつとした感じだったり、「バレエで描かれる世界=綺麗事」みたいな法則をはちゃめちゃに壊してくれたのがベジャールだった。(これってバレエなの!?という方も多いと思うが)

    残念ながら、たくさんある作品の一握りしか観ることができていないけれど、その中で一番ドキドキしながら観た作品を。

    『バレエ・フォー・ライフ』

    QUEENのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーと、ベジャール作品の体現者であるジョルジュ・ドン。45歳という若さで亡くなった2人へのオマージュとしてベジャールが創作したバレエ。

    QUEENの音楽に乗せてたくさんのダンサーたちが【生】を存分に感じさせてくれる。同調すること、対立すること、愛すること、、、いろいろな要素が混ざりあって生があって。私の悩み事なんてほんとにちっぽけなことで、そんなことよりも生きてくことにもっともっと執着していきたい。そう思わされた2時間。真っ白に埋め尽くされたステージとQUEENの音楽。それだけで胸が熱くなった。

    最近某CMでQUEENが使われているけれど、ほんの数十秒耳にしただけで、「バレエ・フォー・ライフ」のステージが目の前に迫ってくる。あのステージで受けた恍惚感、興奮は忘れられない。ベジャールのような骨太な振付家と少しだけでも同時代を生きれたことに感謝。