« | Home | »

2009/10/05

ぶさたしておりました。
最近、布おむつのオフ会(mixiで見つけて参加)や、マンションの子ども会に参加して友達ができたので、遊んでおりました(爆)。
おもしろいもので、類は友を呼ぶというか。
布おむつの人たちはほとんど完母(完全母乳のみで育児を行っている人)で、マンションの人はほとんど完ミ(完全にミルク)か混合(ミルクと母乳の両方を与えている)で完母が見当たらない。
マンションのお友達の3人目を育てているお母さんと遊んだ時におっばいをあげるわたしに。
「母乳のみ? やっぱりその方がいいよね。わたしはおっぱい枯れちゃって、この子はたぶんおっぱいなんて覚えてないよ」と言いながミルクをあげていた。

「おっぱいでなくて」と、ミルクのお母さんはたいてい言う。
アメリカの研究機関で発表されている「育児に不十分なほどおっぱいがでない母親」は2万~3万人に1人だ。
日本にはずいぶんたくさんの3万人に1人がいるらしい。

それはたくさんでているママ雑誌や、病院のせいだ。
まずは雑誌だ。雑誌では「母乳ってスバラシイ」みたいなことを書いておきながら、「哺乳瓶特集」を組んだり、「出産に必要なものリスト」の中に必ず「母乳で育てようと思ってるひとも、必要になるかもしれないのでミルク1缶と哺乳瓶は買っておきましょう」とある。
矛盾もいいとこだよなぁと思う。
所詮、ミルク会社から広告費をもらってるからしょうがないとも思うけど。
そして病院。
母乳は、どのくらい出ているか見えない。
数字としてわからないから、病院としても管理しにくい(そもそも、出産は病気じゃないんだから、病院で行うのが一般的になってるあたりおかしいとわたしは思っているのだけど。その話はまた今度)。
しかもいまだに母子別室の病院は多く、決まった時間に母乳をあげ、他の時間に泣いたらミルクを看護婦さんか助産師さんがあげてしまうらしい(病院で出産したことないので、聞いた話です)。
さらに、母乳育児を推進しています、とか看板を掲げながら、実際はきちんとした母乳育児の知識を持っている医者が少なかったり。
大きな病院になれば、医者同士でも、助産師でも、みんな言う事がバラバラだったりもする。
挙句に「絶対母乳」とプレッシャーをかけまくる病院すらある。
WHOとユニセフの共同声明である「母乳育児成功のための10カ条」というのがある。

1.母乳育児についての基本方針を文書にし、関係するすべての保健医療スタッフに周知徹底しましょう
2.この方針を実践する為に必要な技能を、すべての関係する保健医療スタッフにトレーニングしましょう
3.妊娠した女性すべてに母乳育児の利点とその方法に関する情報を提供しましょう
4.産後30分以内に母乳育児が開始できるよう、母親を援助しましょう
5.母親に母乳育児のやり方を教え、母と子が離れることが避けられない場合でも母乳分泌を維持できるような方法を教えましょう
6.医学的に必要でない限り、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにしましょう
7.母親と赤ちゃんが一緒にいられるように、終日、母子同室を実施しましょう
8.赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけの授乳を勧めましょう
9.母乳で育てられている赤ちゃんに人工乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう
10.母乳育児を支援するグループ作りを後援し、産科施設の退院時に母親に紹介しましょう
日本のほとんどの病院がそれを満たしていない。
WHOとユニセフが上記の10カ条をきちんと守れる病院というのを「赤ちゃんにやさしい病院」として認定しているのだけど、2009年9月現在、その数は66施設。
全国にたった、66(埼玉にはない。東京にも1つだけ)
WHOとユニセフが「”母乳育児の保護、促進、そして支援”するために、産科施設は特別の役割をもっている」という声明をだしたのが1989年3月のこと。
すでに20年経過しているにもこの体たらく。

どれだけ日本が母乳育児後進国なのか、わかっていただけるだろうか。

つづく。

2009/10/05 05:24 | 母はまじめに考える, 母乳育児 | No Comments