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2011/01/28

最近、育児に疲れ気味なので、たまには料理のことかいて気分転換をしよう。
私、妊娠前は料理好きで、栄養士の学校に行っていて、料理コラムをJunkStageで書かせてもらってたんですよ、実は。

よく、「どうしたら料理(お菓子)うまく作れますか?」と聞かれる。
コツ、があるとすれば、それはイメージ力だと思うのだ。

材料を見て、完成図を想像して、プロセスを考える。

例えば。「こっくりした肉じゃが」を作るとするなら。
目的地が、こっくり、だから。
玉ねぎは大きめに切って、ゆっくり炒めて甘くとろけさせよう。
そこにじゃがいもとにんじんも大きめに切ったものを入れて、調味料はしょうゆとみりんをで少し甘めにして。
こっくりしたいから、水は控えめにして、お肉を入れたふたをしてゆっくり煮含めるようにしてみよう。
と、プロセスを想像して、作っていく。

それが「あっさりした肉じゃが」が目的地なら。
あっさりでもコクは欲しいから、玉ねぎを肉をさっと炒めよう。
じゃがいもの人参は1口大に切って。
調味料はしょうゆとみりんのこっくりよりも、塩を使ってみりんは控えめに。
水を入れたら、火が通るまでさっと煮よう。
水分はこっくりよりも多めだから、ふたはしないで水分を飛ばしながら煮よう。
肉はあっさりした豚肉でもいいけど、鳥肉でもいいかもしれない。
となるわけだ。

それを積み重ねていくと。
材料を見るとこういう料理にしよう、という目的地が見えるし。
お菓子となれば、レシピを見ればだいたいどういう系統かわかるし。
パウンドケーキなら、名前と分量さえわかれば、初めてのレシピでもなんなく作れるようになる。

だから、そもそもその目的地もプロセスも想像できない人は、ガイドが必要で。
それがレシピ本やテレビなのだ。

しかしまぁ、最近、ブログで人気の○○さんの本がやたと多い。
おしゃれな感じの盛りつけと、等身大に感じる語り口調、見たこともない材料もでてこないし本も安いからと人気らしい。
別に、それはそれでいい。
でも、初心者にはおすすめしない。

なぜなら、プロセスの写真もないし、なぜそうするのか、が欠けているから。
作っている本人には「なぜそうするのか」がわかっていても、作り手がわからなかったらそれはぼけたものになる。

汁ものに入れる青菜を茹でるとする。
茹でる時、なぜたっぷりのお湯が必要なのか。
塩を入れる目的は何なのか。
汁ものに入れるんだから、おひたしにする時よりも短めに茹でなきゃいけないとか。
目的地に至るまでのプロセスを、文字だけでみんなわかるのだろうか、と思ってしまう。

私がお菓子を作り始めた時は、とにかく文字も写真も多いものを選んだ。
卵を泡だてる最初と最後だけでなく、どのタイミングで砂糖を入れればいいのか、粉を混ぜるのは何回くらいか、どんな状態になれば型に流していいのか。
とにかく細かく写真と文字で説明している本を選んで選んで選んで買った。
そして作る前にはもう覚えるくらいレシピを何度も何度も読み、イメージで作る。
まずは材料を量って。卵とバターは室温だから、先に出しておいて。オーブンも心配だから先に温めておいて。道具も全部出して。
だから、中学生のころから持っているレシピ本は粉やら何やらで汚れているし、読みすぎでこきたなくなっているし、書き込みもしてある。
そしえ、バターケーキにはまれば毎週毎週バターケーキを焼き。
シフォンケーキにはまれば、毎週毎週シフォンケーキを焼いた。
毎日同じものを飽きるほど作れれば良いけれど、私は、ケーキ屋で働いたこともないから、そうやって覚えるしかなかった。

だからこそ、今はレシピを見れば、どういう目的でその配合で、その手順なのかがわかる。
ふんわりしっとりしたバターケーキにしたいから、バターをしつこく泡だてるとか。
ほろほろどっししたバターケーキだから、そんなにバターは泡立てないとか。

結局、目的地がちゃんとイメージできないと、ぼやけた味になってしまう。
私だって、何も考えないで作ると、なんだかぼやぼやーとした味の料理になってしまう。

クックパッドにブログと、料理のレシピだけなら無料でいくらでも手に入る。
じゃぁなぜわざわざお金を出してレシピを買うのか。
ぜひ考えてみてほしい。

そして、何かを作る時は目的地をきちんと決めてから作り始めよう。

ハイ!
というわけで、人生の目的地がわからなくなったらここへ!
(うまくつなげられたよ!!ラッキ♪)
もちろん私もいまーす。写真とずいぶん違うじゃねーかというツッコミは受付いたしませんのであしからず。
受付で「水野あきこさんの紹介です」と言ってもらえたら、入場料無料になります(*^□^*)
LORAN Festival 8th in YOKOHAMA
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