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2009/12/13

12月も半ばになってくると、忘年会が続いたり、クリスマスも近くて、年末進行とか、年末年始の予定立てたり、と、公私に落ち着かない日々ではありますが、そういうときこそ、浮世のすべてを忘れて、頭を空っぽにして、和みたい。そう思いませんか。そんな気分のときに私が見ているのが、テレビ番組の「お散歩もの」。といっても、芸能人がローカルを旅してレポートするものではありません。「旅もの」ではなく、「お散歩もの」。

sora

個人差はありますが、子供は高いところが好きです。塀に登ったり、木に登ったり、ジャングルジムの天辺に仁王立ちになって、誇らしく周囲を見渡したり。あなたは、家の屋根に上ったことはありませんか。高いところにいるという高揚感は、なぜか人を惹きつけます。この番組は、普段はみられない「雲の目線」から街を散歩するというものです。Google earthにみられる、「通信衛星」からの画像による、政治的軍事的な匂いのするものではなく、かといって、新聞社やテレビ局の「ヘリコプター・カメラ」のような、不安定で落ち着きのない、事件性の匂いのするものでもない。ただただ淡々と、のんびり、ゆったり、街を見下ろして視界が移動していきます。飛行船や気球からの映像を意図しているのでしょう。この、のんびり、ゆったりした時間の流れ方。これが、最近の私の「気分」です。

空の散歩。できるといいな。子供時代の夢想をおもいださせます。

近頃「お散歩もの」 が目立つようになってきました。この「空から」以外にも「ブラタモリ」。こちらは全国放送ですから、ご存知の方も多いでしょう。
お散歩ではありますが、もっと知的に、専門家と有名人が個人的なこだわりを披露しながら、街の歴史を散策するという「情報バラエティ番組」です。
「空から」とは違う存在価値を生んでいます。「空から」はあくまでも、あっあれなんだろう、という子供視点。

で、私はどっちが好きかといえば、圧倒的に「空から」。理由は簡単。和む。頭が空っぽになる。非日常。あなたはどうですか。

ところで、心理カウンセリングの世界で有名な概念に「インナーチャイルド」というものがあります。どんな大人でも、心の中に子供時代の記憶があり、それが見えない壁になって、自分の現在のものの見方や心理傾向に大きく影響している、というものです。子供のころにつらい思いをしたことが、今の世界観や人生観、自分への評価などに悪く影響を及ぼしている、という考え方です。そのため、カウンセリングでは、自分のインナーチャイルドと出会い慰めることで、自分で自分を愛せるように導いていくという手法がとられます。心の内なるコドモの存在を認めて、大事にしてあげるということですね。

大げさな話になりましたが、「空から」をながめていると、私のインナーチャイルドがほんの少しだけですが喜んでいるかも。
のんびりと、空の散歩。光の速度も、画期的な情報革命の進歩も、さまざまな社会不安も、ちっぽけに見える自分も、なにもそこにはありません。勝ち組も負け組も、もっというと、他者も人間も、なにもない。あるのは、ゆったりとした時間と非日常的な視界からみた街の風景だけ。

※注意)あ、勘違いされないように断っておきますが、私はこの番組とはまったく無関係です。一生活者として、楽しみにしているだけです。お勧めですというつもりもありません。内容に関しても過度に期待しないでくださいね。

大切な人とこの時期にいい時間を過ごしたいのであれば、この番組のような、のんびり、まったり、じんわりうれしい時間をもつのもいいのではないでしょうか。カウンセラーでなくても、観覧車に誘うことはできます。高層ビルや東京タワーの展望台へも行くことはできます。時間に追われず、子供に戻って、ゆったりとすごしてみてはどうですか。きっと、お相手の人は、その人のインナーチャイルドが慰められて、あなたに好意を持ってくれるかもしれません。

デートに人気の観覧車。その理由は、二人きりになれる誘いやすい個室だから、だけではないはずです。

あなたと、あなたのお相手の、心の中のコドモを喜ばせるクリスマスシーズンになるといいですね。


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