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2009/02/16

広告おつまみnews第二回。たまには、本の紹介を。

「クランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略」
gw

なんだ、ビジネス書かよー。難しくて、読んでられないよー。
そうなんです。読まなくてもいいです。(笑)

ネタ本ですね。お仕事のときの。上司や取引先に、ちょっと目先を変えた話をするときの。

たとえば、こんな風に、、、。

アメリカのマーケティングやビジネスでは、すでに「ルール」が変わってきてますよ、知ってました?
生活者というか、普通の人たちの声をどうやってビジネスに活用するか、っていうのが、今の、これからの、大きなテーマなんですよ。
ブログとか、SNSとか、ほら、ミクシーとかですよ。あれって、若い人が遊んでるだけじゃないんですよ。
マーケティングのおっきなテーマなんです。炎上とか、ネガティブな発言とか、びくびくしなきゃならない対象だとおもってたら、もう時代遅れなんですよ。いろんな企業が、うまくそういうのと付き合ったり、積極的に、会社内のコミュニケーションに使ったりして、ようするに、生活者とか、消費者とか、従業員とか、とうまくやって、そんでもって、ビジネスもうまくやったりしてるんですよ。
やらせで、ブログ書かせてるだけじゃないんですよ。ほんとですから。信じてくださいな。
ね、詳しく知りたかったら、この本、読んだほうがいいですよ。
アメリカの有名な会社の、具体的な事例とか、いろんな具体的な事件とか、そういうの、一杯載ってますから。

ね、読まなくても平気でしょ、この本を片手に、これだけ話せれば、あなたのビジネスはあと半年は大丈夫です。(^_^)

ちなみに、この本のえらいところは、「傾聴」の大切さをいたるところで強調していることです。
この『誘惑の法則』でも、何度か取り上げましたね。(さぁ、まだの人は探してみましょう(^_^) )

広告おつまみnews。第二回は、読まなくても平気な本のご紹介でした。

2009/02/13

新シリーズ始めます。私が見つけた「広告業界ちょっといいニュース」を配信していきます。
広告業界のアルファブロガーの立派な方々の論説とは違った、日常的視点での「おつまみ」話。
不定期に、突然、配信予定です。

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「安心」をコンテンツに。学生と作る「アんじゅ(安樹)」プロジェクト

http://seikatsusoken.jp/anshin/yoshikawa_1.html

insghitout

博報堂生活総研の研究プロジェクト(現在進行中)

マスメディアがあまりに不安不安と煽るなか、人々はそれでも楽しく、希望を持って日々暮らしていくわけです。
生活者と一緒に、「安心の生態系」をつくるというこの試みを、ちょっとのぞいてみてください。

14の学生からの提案の一つ一つがおもしろく、採用された「安樹」も今後どうなっていくのか。

先日報告した「新年会豚シャブ食べながら生中継」のなかでも、「インターネットは人々にパワーをもたらすもの」という意見が出ていました。インターネットによって、普通の無名の生活者がつながって、こうしたコンテンツを育てることで、マスメディアや政治家などの一部のプレイヤーの言説とは異なった「時代の気分」が作られていく可能性もありますよね。

広告おつまみニュース第一回でした。

2009/02/10

みなさん。いい誘惑、してますか(^^)。
ぽつり、ぽつりと、誘惑の方法について書いています。
おつきあいくださいませ。

先入観という妄想

初対面やよく知らない人を理解しようとするとき、あなたはどうしていますか。
多くの人は、その人の職業だったり、年代だったり、服装だったり、外見だったりを手がかりにその人の性格や人間としての傾向を類推しようとします。
格闘家は豪快で肉感的な女性にしか興味がなくて派手好きだとか、アイドルは勉強が苦手でミュージシャンとかお笑いタレントとしか付き合わないとか、警察官は自宅では奥さんには弱くて囲碁をしているか焼酎を飲んでいるとか、外科医は小さな娘と暮らしていてお金持ちだけど多忙で冷酷だとか、となりの大人しい奥様は今夜のおかずと乱暴な宅配業者の厚い胸板にしか興味がないとか、なんとか。

そういう風に、少ない手がかりから、その個人を類推しているわけです。でも、それはたいていの場合、あたりまえですが、類推している人のほうの勝手な「妄想」や「期待」であることが多いのは、ちょっと冷静になればわかるはずのことです。

でも、現実には、人は安易にこうした、職業や年代や服装や外見で、人に妄想を持ちたがるものです。妄想自体が好きだという人もいるのですが、多くの場合は、ちゃんとその人を理解するには単純に情報が足りないからです。ちゃんと理解するためには時間も手間もかかります。人は、できるだけ短時間で他者を理解したいのです。理解した気になりたいのです。そのために、多くの場合、自分の「経験知」をもとに、効率的に理解したつもりになるのです。

短時間で、少ない情報で、新しい他者を理解したい。
そういう生活の場面は、実にたくさんあります。

合コンやパーティでの自己紹介
mixiのプロフィール
就活での自己紹介
お見合い写真に添える釣書き
・・・

この「少ない情報で自分を売り込む」ことの重要性に、今更のように気づいてもらいたいのです。それをどう計算して、こちらの望むような「妄想や期待」をもってもらい、興味関心を引き寄せるか。誘惑の大前提ですね。今日は、そういう話です。

検索される「私」

突然ですが、質問です。

あなたは自分の名前でネット検索したことはありますか?

グーグル、ヤフーなど検索エンジンによって、結果はまちまちですが、共通した情報が出ることも多いですね。

ちなみに、私(本名)の場合、一番多いのは「九州の水泳のうまい中学生の記録」が検索結果で出てきます(微笑ましい(^^) )。ついで「某優良中堅企業の社長」(よっ社長!)、「某大メーカーの研究者の研究レポート」(地道だ)などにまざって、私個人の過去の一部、業界誌に掲載された記事や新聞にインタビューされたものや随分古い共著の目録などが、検索結果の何ページ目かにひっかかるという感じです。

これは「姓名」という少ない情報で、私が他者にアピールできることの限界を示しています。(個人HPももたず、当然SEOも必要ないので、これはこれで困らないのですが)

少ない情報で自分を売り込むためには、ほんとは個人HP・個人ブログをもったり、そのためのSEO(検索エンジン最適化)もやったほうがいいですよね。もっとやりたい人は、リスティング広告も買ってくださいな。そうすれば、どこかで私を知って興味を持った人がいても、私個人のHPやブログで、よりたくさんの情報で理解してもらえます。

この構造を利用しているのが、多くのマス広告です。「つづきはウェブで」。・・すでに見飽きていますよね。
広告しているほうが期待しているほど、機能しているのかどうか不安ですが、広告の内容や新商品に興味のある人にとっては、あきらかに手がかりになりますよね。ほんとうに興味がわけば、検索しますからねー。

婚活に効く(?)「私サイト」

またまた突然ですが、婚活、就活をしているみなさん。そこで提案です。
目的に応じて、自分のことをよく知ってもらうための、個人HPもしくはブログを作りましょう。メアドの交換も大事ですが、合コンや就活の場面で、「続きはWebで」と自己紹介の最後に付け加えましょう。QRコードを印刷した名刺もいいかも。
サイトに来てくれれば、面と向かって話しにくいことも、自分の趣味嗜好や、オタクなことや、好きな食べ物やきらいなこと、日々妄想していることや、相手に望む恥ずかしいことなんかも、しっかり伝えられますしね。
大事なことは、普段から使っているSNS(mixiなど)はそれには使わないことです。
普段の愚痴やら友達関係など、知られたくないことまで教えることはないですからね。

これは、あなたの時間の無駄を省くことにもなります。
無駄なメールの交換や、つまらないデートを繰り返さなくても、それを見て「無理」と思う相手は、自分から連絡してこないでしょう。
また、パーティや合コンでの成果も、訪問者数という数字で確認できます。アクセスログをみれば、その夜の反応がダイレクトにわかりますしね。合コンの結果が「見える化」できます。うーむ、よいかも。

少ない情報で(こちらにとって)都合のいい妄想を喚起させる。
そのために「自分情報の海」にひきづりこむ。それが一つの作戦です。

もしかして、すでに「婚活」のためにHPをつくってますか?そういう人には今更ですみません。でも、まだの、あなた。実りがない合コンを続ける前に、「婚活サイト」作ってみませんか?

自己紹介は「MYタグ羅列」

とはいえ、合コンやパーティで自分に興味をもってもらって、「検索」してもらわないと立派なHPも意味がありません。
少ない情報で「興味」をもってもらう。それが一番、実はハードルが高いかも。

広告の場合は、昔も今もこの「興味」をもってもらうために知恵比べをするというのが大きなハードルなのです。
ここには、いろんな長年の「やり口」があります。少ない誌面では語りつくせないので、ここでは割愛します。

意外性をつくということで、ここでは興味を引くことにしましょう。

古典的な話があります。
「自力で、六つ子を産む。臨月を迎えた人が、病院にもいかず、助産婦の力も借りずに、六つ子を産んだ」
それが人間だったらニュースになるかもしれません。でも、ネコだったら・・。

人々は、ニュースを求めています。それも、少ない情報で理解したがっています。
ならば、興味を喚起するために、キーワードを羅列するというのはどうでしょう。

たとえば、合コンの自己紹介スピーチ。名前、年齢、職業などを話した後でこんな風に続けてみるのはどうでしょう。

鉄子・ローカル線顔面写真専門 餃子たべまくり 足フェチ 女子高制服あり セーラムライト 通関士 ドラ焼き 英検二級 サルサ 横浜Fマリノス 尺八 美的 銭ゲバ 銀魂 ウィンドウズ7 トイプードル ドM 自宅でたこ焼き器 プッチンプリン 吉祥寺喫茶店めぐり クーリエ定期購読 アロマ風呂 スノーボード三年 エンゲル係数23% セロリ・しいたけは無理 風のガーデン・・

などと、自分の性格、嗜好性、大事なことや興味関心のあることを、具体的なキーワードを並べて、ランダムに喋る。決して、媚を売ろう、よく見せようと思ってはいけません。じぶんに興味を持ってもらうために、見た目や職業などで想像されることとは異なる、あなたの多面的な素顔を、キーワードだけで羅列するのです。短時間で、とにかく羅列。短い自己紹介の場面で「噛まない」ようにリハーサルもしっかりやりましょう。

これは、ふつうの合コンではたぶん意外な展開です。どっと引かれる可能性もあります。
でも、ウケルことが目的ではないはずです。相手の誰かが、どれかのキーワードに反応して、興味を持って話しかけてもらうことが目的です。話しかけるキッカケに戸惑っている相手に材料を提供することが目的なのです。興味が同じならその後盛り上がりやすいでしょ。当たり障りのない話をしている時間はお互い無駄ですよね。人生は短い。さぁ、練習練習(^_^)

実は、これは、検索エンジン対策、業界用語で「SEO」とか「SEM」とかよばれる手法です。検索するということは、そのキーワードに興味のある人です。短い時間で、少ない情報で、自分のことを、相手の興味に「ひっかかりやすくする」ための手法。

ぜひ、次回の合コンでこの「タグを並べる自己紹介」をやってください。そして、その結果を教えてください。どのタグに引っかかってきた相手が有力だったのかを検証することで、タグの「品質」をあげることもできます。おお、マーケティングだ。

事前に確認しておきますが、これを実践した結果として、いろんな損害や争いが発生したとしても、当方はまったく関与しませんし、責任を負いません。すべて、ご自身の責任で実施してください。ご了承ください。(^_^)

みなさん、よい誘惑しましょうね。