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2008/12/03

2008年も師走に入った。ここ台湾でも、日本の初冬ぐらいの寒さを感じるのは、湿度が非常に高いからだという。それにしても、台湾人は、今からまるで日本の厳冬のような格好をしていて大袈裟過ぎる。先週などは、僕が半袖で外を歩いている側を、コートとマフラーに手袋姿の人達が行き来していて苦笑い。まあ、それでも朝晩はそれなりに冷えてきて、鍋や温泉が恋しい季節になった。僕の住んでいる桃園縣中歴市は風が強い日が多いので、余計に寒く感じる。中歴(Jhongli)は台北から35kmほど南西に位置し、大學校舎の屋上からは、桃園国際空港や大陸中国を睨むきな臭い台湾海峡が臨める。

僕のオフィスは、10階建ての校舎の南に面した最上階の個室で、とても眺めが良い(○○と煙と天文学者は高いところが好き)。透明度が高いと、台湾の中北部山系の1500-2000メートル級の稜線が南の水平線を賑わす。登山が趣味の僕は、部屋から双眼鏡で稜線を眺めるのが好きだ。暖かくなったら、登山&クライミングを再開したい。

さて近頃は、夕方の西の空が賑やかだ。明るい一番星と二番星。ひときわ明るいのは宵の明星「金星」で、−4等星。そして、二番星が木星で−2等星である。そして、昨日今日(12月1日と2日)は、三日月が更に華を添えた。

台湾、特に台北などの北部は、ぱっとしない天気が多いのだが、晴れた日には、校舎の屋上へあがってカメラを片手に夕日を楽しむのが、僕の楽しみである。同じように、カメラを片手に屋上で夕日を楽しむ物理学科の教授と会うこともある。今日は、ここ最近では最も透明度が高く、夕日を拝みに屋上へ上がると、顔見知りの教授に久々に再会できた。

面白かったのは、12月1日は三日月がちょうど笑顔の口になり、翌日は不機嫌な口元に一転した。見事な天体福笑いショーだった。今後、月は日に日に南の空へ移動して太ってくるが、金星と木星は暫くは夕方の空を彩る。仕事帰りにでも空を見上げみよう。2008年もラストスパート!

MoonSmile

12月1日の笑顔の右目が金星、左目が木星。月面をよく見ると、欠けている暗い部分が薄らと肉眼でも見える。これは、「地球照(ちきゅうしょう)」といい、地球で反射した太陽光が月の影を照らす現象である。太陽からの離隔が小さい日没後や、日の出前の三日月で典型的に見られる。同じように、皆既月食で月が地球の影に入って完全に欠けた時には、地球大気中を乱反射した太陽光によって月が赤く浮かび上がるのも地球照である。

月-金星-木星(2008/12/01) 月-金星-木星(2008/12/02) 月-金星-木星-電波望遠鏡(2008/12/02)

Nikon D40x + Fisheye Nikkor (10.5mm/F2.8) & Zoom Nikkor (18-70mm/F3.5-4.5)

2008/12/03 01:26 | 台湾, 天文・宇宙 | 1 Comment

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